ガチャ、、、
If
If
If
ほんと、馬鹿らしい。
仕事も、歌も、社会も。
こんな自分さえ、どうだっていい。
If
元々、消えたかったんだ。
どうでもいいとか、そんな感情こそがどうでもいい。
鞄は置いた。
最期に、封筒と、、、
ノートを置いた。
If
、、、なんの気の迷いだろう。
一言、一言だけ、、、
ないこ
、、、何も考えずにシャワーを浴びる。
季節的にはまだ寒い。
こんなに冷たいシャワーを浴びたら、風邪をひくだろうか。
服も着たまま。
でも、まろの痛みに比べたら、全然だ。
ないこ
このまま、消えれたらなぁ、、、
そしたら、まろも、苦しむことなんて、、、
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
急に、水が冷たく感じた。
服から水が滴る。
悠佑
ないこ
何で、気づくの、、、?
優しすぎるよ、アニキは、、、
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ずぶ濡れになった服、水の滴る髪。
、、、冷たいないこ。
少し震えている。
とりあえず、服は後で着替えるとして、、、
悠佑
ーーーんーーいってーーーーーじゃん!💢
ーーーーちゃんーーーーつーてー!💦
もうーーーいてよ!💢
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
俺は、まだ少し湿っているないこの髪を撫でた。
この時に震えていたのは、俺の手、、、だったのかもしれない。
ほとけ
りうら
りうら
初兎
りうら
ほとけ
初兎
りうちゃんが初兎ちゃんに何かを投げた。
ほとけ
さっき、僕が取ろうとした、、、
ほとけ
っ、、、
え、、、
あに、き、、、?
、、、えっ、、、?
、、、アニキ、、、?
悠佑
りうら
、、、投げたんじゃない。
刺しちゃったんだ。
初兎
初兎
ほとけ
また、やっちゃった。
僕の起こした行動1つで、みんなを傷つけちゃう。
、、、カッターなんて危ないもの、不用意に取ろうとするから。
悠佑
初兎
バタバタバタ、、、
りうら
ないこ
りうら
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
りうら
ないこ
りうら
悠佑
悠佑
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
りうら
ないこ
ほとけ
ほとけ
その時だった。
ーーーー♪
初兎
悠佑
ほとけ
りうら
ないこ
ないちゃんが、スマホを見た。
そして、、、
ないこ
僕も自然と覗こうとした。
が、ないちゃんは、、、
その電話をスピーカーにして出た。
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
If
悠佑
初兎
If
If
りうら
ないこ
If
ないこ
If
If
悠佑
電話越しに、バタバタと音が聞こえる。
誰かが離れたのだろうか。
、、、やっぱり、もう、俺は、
If
ないこ
If
追ってくるわけないか。
If
If
ないこ
If
大切だった仲間。
ないこ
りうら
初兎
ないこ
悠佑
ほとけ
悠佑
悠佑
あぁ、
If
If
なーんて、
If
さあ、もういいだろう。
そろそろ、こんな世界に
お別れしようか。
If
まだ、涙が溢れてくる。
If
If
If
If
If
If
If
If
If
ほんまは、
If
しばらく俺は、泣いた。
そしてどれくらい時間が経っただろう。
俺は、鞄から睡眠薬を取り出した。
フェンスを越える。
もう、叶うことのない現実を、
俺は、
水と一緒に飲み込んだ。
If
そう思った時には、もう俺の意識はなかった。
ないこ
悠佑
みんなで辺りを見回す。
ほとけ
ないこ
聞こえたのは、ほとけっちの震えた声。
ほとけっちの目線を追う。
りうら
初兎
会社の、5階。
ベランダのような特別な作りの場所、そのフェンスのこちら側。
ないこ
りうら
りうら
ほとけ
ないこ
ないこ
信じられない、
信じたく、ないっ、、、
だって、まろは、まろ、は、、、
そんなことするような、人じゃ、、、
初兎
その時だった。
フェンスを越えて立っていた人影は、
地面に向かって落ちた。
悠佑
その人影がまろだとわかって、俺たちが走り出す前に、
アニキが駆け出して。
そのまままろを、
受け止めた。
悠佑
ドサッ、、、
ほとけ
初兎
りうら
焦って2人に駆け寄る。
ないこ
If
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
許されるのなら、
もう一度だけ、あの時に、
突き放してしまう前に。
叶うわけない。
ここにいるのが、俺じゃなければ。
生きたいと思えたかもしれない。
あの時にいたのが俺じゃなければ、
傷つけずに済んだかもしれない。
もしも、立場が逆だったのなら、
この場所じゃなかったのなら、
生きなかった理由には、ならなかったかもしれない。
コメント
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受け止めたのはやばいで、、 両方ヤバイで、 衝撃やばいで、 無事でいてくれぇ、
続きが楽しみです✨