⚠︎死ネタあり ⚠︎師弟組

分かってたんだ

大好きだってこと

もう君の笑顔を見ることが出来ない

もしまた会えたら、

笑顔で名前を、

呼んでくれますか…？

届かない言葉を、

ひとり、部屋で呟いた

心無い言葉は聞き慣れていた

そう、俺はいじめられっ子だったのだ

もちろん、感情などなかった

とっくの昔に捨て去ったものだ

あんなものあっても意味がない

無駄なんだ

いじめられ、友達に裏切られて、

もう何も信じられない、信じたくない

彼が現れた時だって、そんな思いが消えなかった

優しい言葉をかけても無駄だ。

君を巻き込むだけなんだから

お願い、俺に優しくしないで…

気づけば涙が出ていた

相手には聞こえないくらい、小さい声でそう呟いた

俺はその場を走り去った

これ以上彼をあいつらに近ずけたくない

そんな願いは、儚く砕けた

隠せてなかったか、俺としたことが

俺は逃げようとした。いつもみたいに

でも、

彼にとめられた

俺変なこと言ったかな！？と、大袈裟に反応をする彼

どこまでお人好しなんだよこいつ、

いつぶりだろうか

こんな風に笑っえたのは

"彼は俺を救ってくれる"

そんな感じがした

《続》

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