『弾き語りで生きる俺と陰キャ先輩。』

- ̗̀⚠︎ ̖́- nmmn 本人様とは関係ありません 誘拐表現あり

『episode 2.』

紫side

5時間目と6時間目は体育の時間 バスケをするらしい

でも、俺は見学だって

なんか、俺がいると 集中出来ないらしい

あ~、うざい。

俺、黄くんとは 全然話したことないのに

人数が足りないのは 嘘だって分かってる

俺が立ち上がれば後ろから 矢のように尖ってる痛い視線が 送られる

立ち上がればずきずきと 痛みだすお腹。

昨日の夜ご飯も変なものしか 食べてないからお腹の調子も悪い

ある意味ほんとに体調不良なのかも

黄くんも俺の味方に見えて 俺からはいちばん酷い敵に見える

こいつは俺を使って自分を棚に上げる

絶対に

俺はこいつの奴隷で 責任者みたいなものなんだよ

身長をいじるような嫌な立ち位置。 リングから一番近い。

運動神経は悪くて、スタイルも悪くて 体力もなくて、身長も高くなくて バスケには不向きの俺には本当に 嫌な立ち位置だ。

この立ち位置は変わらず試合の 前半が終わる。

結局、少ししか動けず ボールも渡されて受け取ったら 他のチームに取られるし 足引っ張りまくり。

だから、運動は嫌い。 チーム戦なら尚更。

後半も結果は変わらず 全く同じ結果で負けて 俺はチームから弾き飛ばされる。

嫌いなチーム戦をするぐらいなら チームからとばされるぐはいか

さっきまで優しかった黄くんも もう遠くの存在だ

体育館の端っこで小さくなって 他のチームの試合を眺める

少し動いたからお腹も痛くて もう動く気にならない。

投げられたボールを受け取って 倉庫に直す。

倉庫にあるダンス部が使う鏡に 自分の姿が映った

健康的では無い白い肌。 みんなより細い体。

気持ち悪い。

頬もこけて顔色も悪い

見た目からハズレを引いてる

俺の人生はハズレだらけだ

ため息をついても何も変わらない。

あ~、ほんとに周りの人殺したいな

俺、1人だったらもうちょっと 幸せだつた。

『episode 2.』

𝙚𝙣𝙙 .