アヤノ
私はアヤノ
アヤノ
高校生。
アヤノ
私は今まで寂しい、悲しい、楽しい、嬉しい、そんなの感じたこと無かった。
アヤノ
それでも、一度でも感じてみたいなんて、思ったことない。
アヤノ
お母様が高校生の時、私そっくりだったらしい。
アヤノ
お父様に合うまでは。
アヤノ
お父様は、お母様の人生に希望と光を作った。
アヤノ
いつか、私もお父様のような人に出会う。お母様はそう言っていた。
アヤノ
その人に合うために私は今生きている。
アヤノ
そして
アヤノ
ついに
アヤノ
見つけた!
アヤノ
その人に会ったとき、
アヤノ
暖かく、色とりどりに、完成したような気持ちになった。
アヤノ
でも、
アヤノ
誰かが先輩を奪おうとしている。
アヤノ
なんとしても先輩を私のものにしなくては。
アヤノ
たとえ彼女を傷つけることになっても。
アヤノ
たとえ彼女を〇すことになっても。