ツーマンセルは障害持ち

タップ数長くなっちゃうからご飯とお風呂スキップ！！

シッマ達に慣れたっぽいな…

これで俺じゃなくても平気…かな？

…寝よ……

こうして見るとやっぱ…

そっくりやな、ショッピ達と

昔からトントンは俺の事気にしてたな…

トントンだけじゃないか…皆…

…10歳の頃両親は他界した

燃えて痛々しい悲鳴をしてる両親を目の前で見た

母さんが手をこっちに差し出した、俺はそれを見て行こうとしたんだ…

ｶﾞｼｯ『シャオロンの手首を掴む』

そこで初めて彼らに会った

ｶﾞﾔｶﾞﾔ…

＜あの子…どうするの？

＜身体が弱いそうよ？そんな子育てられないわ

なら孤児院に預けるか？＞

目の前で親が○んだ、その時の母親の苦しそうな顔が頭に張り付いて

もう何も考えられなくて葬式の時も部屋の隅っこでうずくまってた

＜あなたが育てなさいよ、どうせ何もしてないんだから

は？俺？…しゃーねぇな＞

誰でもよかった、ほんと

そんなことより、助けれなかった罪を償うにはどうすればいいか

それなりに考えてた

俺を引き取ったおじさんはいい人だった、俺と血繋がってないのに優しいし必要なものは買ってくれるし

学校にも通わせてくれる

でも極度のめんどくさがり屋だったから家事は基本俺

そんなめんどくさがり屋だけど俺の中学の入学式は来てくれるらしい

俺が通う中学校にはあの時の彼がいた

確か…その後シッマとかチーノも来て4人同じクラスではしゃいで…

昼食に誘われてロボロに会って…

ｶﾞﾔｶﾞﾔ…

俺がさっきから言ってるあれはそう、いじめだ

確かこの後、大先生達に誘われたから帰ろうとした時…

教室での態度と違ったしすぐ分かったなぁ…いじめが始まるって

なんとなく、予想はついてた

トントン達といる時視線が痛かったし

俺じゃなくても皆と楽しく話してる彼らを見て

こいつらは人気者なんだなって、予想はしてた

でも

それ大先生達やなぁ、

俺はそんなことより親の死の方が辛かった

その時の俺の思考はおかしかったのかもしれない

ふと思ったんだ

これが親を死なせた罪を償えるチャンスだって

この時の俺は母さんの差し出した手を取れなかったこと

目の前で両親が燃えてる姿

母さんの苦しそうな顔

その事で頭がいっぱいで

罪をどう償うか考えてた

俺には自分の身体を傷付ける勇気がない

だからいじめという最高のチャンスが来て正直嬉しかった

ｶﾞｼｬﾝｯ!!『包丁が落ちる』

無理をしすぎたのかな、発熱して苦しかったなぁ…

次の日結局熱で休んじゃって行けなくて

殴っていいって言ったのに、申し訳なかったな…

熱を出して次の日休んで、次の日には学校に行った

正直まだだるさもあったし休んだ方が良かったんだと思う

けどこれが俺の償いだから、もう熱はないし元気っておじさんに言って来た

殴るシーン書けないから飛ばす(´；ω；｀) (殴るシーン難しくない、？最初頑張ったけど無理😣)

風呂に入るために服を脱ぐ、身体には今日殴られたため至る所に痣がある

家に帰った今でも至る所が痛いが自業自得なため我慢する

ちゃんと顔や手首、足首などに怪我がないか確認し風呂に入る

俺は明日何されるかとか考えてた

カッターとか切られるんかな？それとも今日と同じ殴るんかな？とか、

そんな日々がずっと続いた

起きて学校に行って放課後殴ったりしてもらって帰って寝る

たまに熱で学校を休む

そんな日々

殴られたりする時吐いてしまうから、ご飯はなるべく食べないでいた

そんなある日

捨てられた

そう思ったんだ

その時になって思ったんだ、俺はおじさんのこと家族として好きだったんだって

何気ないあの生活が思ってたより気に入ってたらしい

そこはシェアハウスだとしても普通の家より大きかった

まるで金持ちの家でほんとにここなのか疑うくらい

俺は住所が書いてある紙をもう一度見て確認して恐る恐るチャイムを鳴らした

そしたら

学校でしか会えない彼がいた

どうやら学校でしか会えない彼ら、あの5人はこの家でシェアハウスをしていたらしく

俺はそこに招待されたということらしい

嬉しいと同時に不安も感じた

トントンとロボロはよく周りを見てる

だから気をつけなきゃ大量の怪我をしてるのがバレてしまう

バレないようにほとんどの時間は自室にいようかと考えてた時

飯の時間だ

お昼、こいつらと食う時は家でめっちゃ食ったからと言っていつも少量の飯を食ってた

当然、食欲はなかったから家では反対で学校でめっちゃ食ったと言って食べずに寝てた

朝はギリギリまで部屋で寝たフリをして急いでパンを持って家を出て猫や鳥にパンをあげた

かと言ってここで食欲がないとか言ったらかえって怪しくなってしまう

でもここで食べてすぐにトイレに行くのも…

…そう、ここまでの会話で分かるだろうけど俺は拒食症になったらしい

食べてもすぐに吐いてしまう

まずい、気をつけようと思っていたトントンとロボロに見られてる

大盛りで乗せられたスパゲッティを目にして気分が悪くなった

無理だ、我慢できない

俺は吐きそうだったからトイレに向かった

トイレに行かなきゃって言葉が邪魔をして、俺がリビングから出た後の皆の静けさに気付かなかった

やっぱ身体が限界だったのだろうか

ご飯を食べれなくて

身体的にも精神的にもストレスがあって

身体も心も多分、ボロボロで…

でも俺はそれでも辞めない

両親の方が辛かっただろうから

その時は熱もあったのだろうか

足に力がもう入らなくて壁にもたれながら座り込んだ

動かなきゃ、あいつらが来てしまう…

そう思ってても身体は言うことを聞かなくて

息をするのも苦しくなってきて

瞼も閉じかけた時

やっぱバレてたらしくてすぐに来た

気持ち悪くて喋ることも出来なくて大丈夫なんて言えなかった

…いや、言ったとしても無駄か…

迷惑をかけた

俺の選択が間違ったのかもしれない、ここに来たのが間違いだったのかもしれない

不安と恐怖で頭の中がぐるぐるになって

いつ間にか俺は気を失ってた

目が覚めたらそこは知らないとこだった

呼吸もかなり楽になって声も出た

俺の額には冷えピタが貼ってあって近くの机には体温計とともに紙があった

体調良くなったら話聞き出すからな！！

文を見た感じ、多分大先生辺りだろう

ボーッと文を見てたらロボロが来た

そう言い近くの椅子に腰をかけるロボロ

ロボロが言ったように俺はまだ体調は万全ではない

まだ足に力は入らないし気持ち悪さもまだある

身体に違和感がある…そう思って自分の身体を見た

身体には包帯やら巻かれてた

バレた

その様子を見てたロボロが言った

我慢できない、ということは結構前からバレてたっぽい

心配…か

どうせその心配もすぐにめんどくさいに変わる

小学生の時、最初は友達も心配してくれた

けど俺があまりにも体調を崩しがちだからその心配はいつしかめんどくさいに変わった

ため息をつかれた、そりゃそうだ

こんなめんどくさい身体の俺なんて嫌になる

そう考えてたら

ほんとに、？

ほんとに話していいのだろうか

彼らは助けてくれる、？

それなら1度…1回だけ…

信じてみよう

俺は5人に話した

目の前で両親を亡くしたこと

両親が燃えてる姿が脳にこびりついて離れないこと

助けれなかった罪を償うためにいじめてほしいと頼んだこと

拒食症になったこと、ほんとは炎が苦手なのも

全部、話した

人に頼るのは苦手だ

どうすればいいか分からないし

迷惑になるんじゃないかって考えてしまう

そんな俺の精一杯の頼りだったのかもしれない

その時の事を涙を流したりなんかもして話した

皆は静かに話を聞いてくれた

ロボロは俺の隣で手を繋いでくれてた

話終わるとトントンは目の前でしゃがんで目線を合わせて言ってくれた

ｶﾞﾗｯ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…

おじさんは俺が迷惑ばかりかけるから追い出したんじゃないの、？

Bさんも、俺に不快感持ってたから助けなかったんじゃなくて、？

シャオロンさんが無事でほんとに良かった…

良かったなぁ…シャオロン…ｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

あの子達を信じてあげて？

あの日のように、勇気を出せ

出会ったのがこいつらで良かった

なぜ今になってあの夢が出てきたのかは分からない

でも、今だったから良かったのかもしれない

ありがとう、母さん父さん

そして、Bさんもおじさんも

この5人にも

俺はもしかしたら幸せものなのかもしれない