蘭
はーいボス〜
蘭
今日は愛しの恋人が
まってるんで、もう帰っても
いいですか〜!
まってるんで、もう帰っても
いいですか〜!
あの抗争から何年も月日が 経った。 俺も随分堕ちるとこまで堕ちたもんだ。
マイキー
お前にしては珍しく仕事も終わってる。
今日くらい早く帰ってもいいだろう
今日くらい早く帰ってもいいだろう
蘭
ありがとうごさまいます♡
竜胆
えっ!?兄貴恋人なんていたの!?
蘭
うん♡
蘭
竜胆もよーーく
知ってる人だよ♡
知ってる人だよ♡
竜胆
それって、アイツしか……
蘭
じゃ、先に上がりま〜す
蘭
お疲れ様〜
俺もとことん堕ちたなぁ、、 アイツに堕とされちまった。
大人になって尚、まだアイツの事を 引きずっている。 だって、愛しているから
冷たく凍った冷凍室。 俺はもう体温を感じない 体をそっと触った。
蘭
ねぇ、愛してる。
蘭
愛してるんだよ、ずっっと、、、
蘭
ゲームも俺の負けでいいから、
だから、、、
だから、、、
あいつの命日でも何でもない日。 俺はただ愛を囁く。 だがこれはきっと一方的な愛じゃない。
蘭
ねぇ、愛して?
蘭
俺の事、死体になっても愛して?
蘭
愛して愛して愛して
蘭
愛で埋めつくしてよ
蘭
志那。
蘭
俺、恋愛感情として初めて人を
蘭
愛死体と思ったんだよ?
蘭
ねぇ、だから、
蘭
死体になっても、
俺の手元から消えても
俺の手元から消えても
蘭
俺の事愛し続けてよ。
狂った男の声だけが、 ただの死体となった醜い女に ずっと話し続けられていた。
この死体は、世界一で美しいよ。