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すち
すち
目が覚めると…あの時見た緑髪の子供が居た
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すち
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見渡すと焼け野原だった
数日前までの平和は跡形もなかった
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そもそも俺…火傷も怪我も酷かったはず…
すち
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この緑髪の子供はすごかった
すち
すち
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すち
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すち
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すち
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すち
すち
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すち
すち
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つまり…かーちゃんはもう
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すち
すち
すち
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すち
すち
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とつぜんすちは頭を下げた
すち
すち
すち
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最初は混乱した
神様とか…桁違いとか…よくわかんかった
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すち
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すち
すち
すち
すち
この村の神って…
俺と同い年くらいの子供だろ?
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すち
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すち
いるま
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すちの後ろにしかめっ面の子供がいた
すち
いるま
その子は撫でられても無反応で、ただただ俺を睨んでいた
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いるま
すち
俺…この子と仲良くなれる自信ないわ…
そう思っていた
すち
すち
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すち
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すち
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村は瓦礫の固まりになっていて
村長一家と、一部の人間しか居なかった
村人
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村人
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村人
俺はその日、顔見知りのおじちゃんにお世話になった
数日後
兵隊さんからの配給が来た
そして、村の皆は違う土地に行ってしまった
俺はとーちゃんもかーちゃんもここの村の人もだから
一人ぼっちになった
顔見知りのおじちゃんが『一緒に来るか?』と言われたけど
俺は断った
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俺は家のあった所を探した
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瓦礫の中に守られるように落ちていた家族写真
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今まで我慢していたけど、本当は辛かった
とーちゃんも…かーちゃんも…
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すち
すち
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すち
いるま
すち
いるま
いるま
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すち
数分後
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すち
いるま
すち
すち
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しばらく過呼吸になっていた所をすちが助けてくれた
すち
すち
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すち
そう言ってすちはしわくちゃになった家族写真を見せた
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すち
すちは写真を手に包み温かい光に包まれた
すち
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すちから受け取ったのは…綺麗になった写真
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すち
すち
すち
いるま
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すち
すち
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すち
すち
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いるま
俺は知らなかった
地獄はまだ続いていたと