そして悟に凄い勢いで 引っ張られたため浮きながら 京都駅に着いた五条姉弟 少し時間が余ったためカフェでお茶をしているところだ

お冷を一口飲んでから そう一蹴した悟に 優梨華は目を細める

自分の間違いに悟からの指摘に 涙目になって謝る優梨華 悟は慌ててそれを制する

悟にそう思われてるとは知らずに 再びメニューに目を向ける優梨華 悩んでいるのか 『う ー ん』と首をひねる

と心の中で付け足す悟 勿論優梨華は気づくはずない

優梨華の指摘に悟は 分かりやすく顔を赤らめる この男 甘党である一方 辛党でもある優梨華の頼んだ 激辛ラ ー メンに カプサイシンを加えられたのを 1口食べて泣いたのだ ((((

ということで チョコレ ー トパンケ ー キ ———生クリーム増し増しの 激甘パンケーキ ———を注文することにした （ちなみに悟は　　　　　　　 　　　メロンソーダも頼んだ）

目を輝かせて笑う優梨華を見て 悟は尊死を回避した そんな悟の正面で 優梨華は コ ー ヒ ー を飲む前に冷まそうと 唇を尖らせ息を吹きかける

優梨華は1口飲んで アイスコ ー ヒ ー だと分かり 顔を真っ赤にして俯いた

勿論それは大嘘だった が 優梨華が気づいていないのは 言うまでもない

基本5分前行動をする優梨華 反対に悟は8分程の 責める程でもない遅刻をする 遅刻魔であるが 優梨華の前では ちゃんとするようにしている （セコムだから）

優梨華はそう言った後『あれ』と 足を止めて不思議そうな表情を 浮かべて構内の時計を見た

上を見ると 優梨華が 指していた方向とは逆側に 「名古屋・東京方面」と 記されていた それに気づき優梨華は 顔をほのかに赤くして俯く

そんなこんなで 五条姉弟は 新幹線へと乗り込み 東京へと旅立った