その次の日、インターンを終えた
インターンで得るものが多かった
沢山、学ぶ事があった。
でも、それより、
失うものが多すぎた。
打ち上げは、出来なかった。
全員が黒い服を着ていた。
朧はずっと笑っていたのに対し、
他のみんなは、泣いている人ばかりだった
朧は、もう二度と起きなかった。
“雲をつかみたい”
そんな言葉は、ここに生まれなかった
マイク
相澤消太
夢主
3人とも、黙り込んでしまった
何を話していいのか、
何を話すべきなのか分からなかった
失うものが多すぎて、
あまりにもショックな出来事で、
上手く考えることが出来ていない
理解が追いつかない
けれど、事実だけは分かっていた
相澤消太
静かな声で、そう告げた
マイク
山田は、曖昧な答えを返すだけ
やっぱり、みんな分かってるんだ
でも、受け入れたくないんだよね
だから、気付かないふりをしているだけなんだ
だって、最後の言葉が行ってきますだなんて、
信じられないだろう、?
私たちを置いて、行ってしまった
もう二度と帰ってくることは無い
それが、どれだけ辛かっただろうか
夢主
朧はきっと幸せだった
そうとしか、考えられない
自分を納得させるために
そう、考えたのだ。
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