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ラオウル

………

アーニャ

………

先から見られてる気がする いや、俺たちの事を知っているのは 誰もいない筈だ気のせいだろう そう思い振り返ると一人の少女が俺を見ていた

アーニャ

………

ラオウル

………
(気のせいじゃなかったーーーーっ!!)
(え?あの子何?何でこっち見てんの?)

アーニャ

………

ラオウル

(まだ見てるーーーっ!!)
(落ち着け俺!!用務員になりきって
やり過ごすんだ)

アーニャ

っ!!
(あいつこっちに近づいてくるどうしょう)

ラオウル

やぁ、お嬢さん…
僕に何か用かな?

アーニャ

怪しい奴…

ラオウル

(な…この俺が子供に怪しまれてる?)
(いや落ち着け俺…冷静に対処して
この場をやり過ごそう)

アーニャ

(こいつ…心が五月蠅い…)

ラオウル

僕は怪しくないよ?
今日からここの用務員になった
アダルウォルフだよ?よろしくね

アーニャ

……よろろすおねがいするます

ラオウル

(変わった挨拶だな…
まぁ取り合えずこれでこの場も凌げたと思うが
油断は禁物だな)

アーニャ

……(こいつ見張っとこ)

ラオウル

(まだ怪しまれてる…
俺…バレずにここで情報収集できるか?)

果たしてこの二人の関係はどうなるのか 見物である

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