コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
使われなくなった第2音楽室 私が唯一歌える場所だ あの時の記憶にまだ縛られている 弱い私の
春香
春香
春香
今日歌ったのは有名な歌手の曲の ピアノアレンジ
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
いつも誰もいないと思っていた 私だけの場所だと思っていた なのにこの人に聞かれていたなんて…
蓮
春香
春香
私は一目散にその場から逃げた 置いていた楽譜も 開けっ放しのピアノも そのままにして
春香
昨日の事があったため 今日はこの音楽室に足を踏み入れにくかった
春香
春香
誰か気になった私は 勢いよく音楽室のドアを開けた
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
春香
春香
蓮
蓮
蓮
蓮
春香
春香
春香
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
春香
蓮
蓮
春香
母
父
春香
この記憶は私が小学一年生の時のもの 今からの話は 私が歌えなくなった原因だ
母
春香
母
春香
春香
母
春香
母
母
春香
現状はそんなに甘いものではなかった 両親はお互いのすれ違いが原因で 離婚してしまったのだ
春香
祖母
春香
母
春香
母
母は離婚してから すごくやつれてしまっていた だんだん私に暴力を ふるうようになっていた
笑顔が父に似ているから 私の歌声が父を思い出させるから そんな理由で私に暴力を ふるっていた
祖母
母
春香
母
祖母
春香
日に日に暴力の頻度が上がり 祖母も笑顔を見せなくなった 私は歌うことを禁止され、 私には何も残らなかった
見えないところにアザが出来るだけ まだありがたいと思っていた 私がどれだけ成長しても 母からの暴力は変わらなかった
春香
授業の最中なのに 思い出してしまっていた 最悪だ
昨日蓮くんに あんなことを言われたから
春香
SHRも終わり 放課後になった
春香
音楽室の前まで来ると ピアノの音がしてきた
春香
今日は入る気になれなかった でも歌いたかった 歌って自分の存在を認めたかった
蓮
春香
蓮
蓮
春香
蓮
春香
私が落ち着くまで蓮くんは 隣にいてくれた
春香
蓮
蓮
蓮
春香
蓮
蓮
春香
そう言うと蓮くんは 静かに自分の過去を語り始めた
蓮
蓮
俺は小一からピアノを始めた 最初は楽しくて ずっとピアノに触れていた
周りは俺に期待した コンクールも何度も賞を取った
ピアノ講師
蓮
ピアノ講師
蓮
周りの期待に俺はだんだん 応えれなくなっていた
ピアノが楽しくなかった もっと自由に弾きたかった
ピアノ講師
蓮
ピアノ講師
蓮
ピアノ講師
蓮
ピアノ講師
ピアノ講師
俺はだんだん弾けなくなった 今まで弾けていた曲も 簡単に弾ける曲も
蓮
ピアノ講師
ピアノ講師
蓮
ピアノ講師
蓮
俺は弾けなくなった 1人なら弾ける でも人がいると弾けない
俺はピアニストとして終わった 先生の圧にも耐えられなかった 先生の精神もおかしくなっていた 本当に終わってしまった
春香
蓮
春香
蓮
私の昔の話をした 彼は涙を流していた
蓮
春香
蓮
春香
春香
春香
蓮
春香
春香
春香
蓮
蓮
蓮
春香
春香
春香
蓮
春香
春香
春香
蓮
蓮
蓮
春香
春香
蓮
春香
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
春香
蓮
蓮
春香
春香
蓮
春香
ここ数ヶ月で私たちは 驚くほど成長した 蓮はピアノが弾けるように 私は歌が歌えるようになった
そして私は一生懸命にピアノに励む 彼に恋に落ちていた
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
蓮だから私は心を許して 歌うことが出来た
蓮もすごく気持ちよさそうに弾く 自由に、生き生きと
蓮
春香
春香
蓮
蓮
私たちは2人でひとつの曲を 書いていたのだ 私が歌詞を、蓮が曲を
これを私たちは文化祭の 誰でも参加可能のライブで 発表しようとしている
春香
蓮
蓮
春香
蓮
春香
春香
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
春香
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
春香
春香
蓮
春香
蓮
蓮
蓮
春香
春香
蓮
蓮
蓮
春香
蓮
蓮
蓮
春香
蓮
春香
文化祭当日
春香
蓮
蓮
春香
蓮
私は蓮の手を優しく包み込む
春香
蓮
蓮
蓮が笑ってくれた 私は今日蓮に告白するつもりだ しても大丈夫だろうか 嫌われたりしないだろうか
でも蓮は私が手を握ることを 嫌がらなかった なら可能性を信じても 許されるだろうか
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
春香
蓮
蓮
春香
蓮
ー文化祭終了ー
蓮
春香
春香
蓮
春香
蓮
蓮
蓮
春香
春香
春香
蓮
蓮
春香
急に蓮が真面目な顔をする 私の体も強ばってしまう
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
蓮
春香
蓮
春香
春香
蓮
春香
そのあと私たちは手を繋いで帰った これからどれだけ 一緒にいれるか分からない でも 前に進んでいく