私が犯した罪とその大きさ

なんか温かい

ここはどこ？

おめ、、で、、、す！！

ん？

おめでとうございます！！

え？

何言ってるの？

起きてください！

やだよ、まだ寝ていたい

起きてください！！

うるさいなぁ

起きろって！！！

！！！！

この天使はゆらと名乗った

これから先のガイドをするとかなんとか

それにしても再挑戦ってなんなんだろうか？

ゆらは下界に行く途中、すごくざっくりとした説明をしてくれた

まぁ、まとめるとこうなる

1、私は前世で大きなあやまちを犯した。だが、幸運にも、不運にも抽選にあたり再挑戦をする権利を得た 2、再挑戦とは、私があやまちを犯した下界で、修行をすることだと言った 3、修行とは一定の期間、下界にいる誰かの体を借りてすごすことを言う 借りる人間や、家庭はゆらのボスが決めるそうだ 4、このような修行のことを天使たちは<ホームステイ>と呼ぶらしい 5、ステイ先は私が犯したあやまちの大きさによって良い家庭か、それとも悪質な家庭かが決められ、文句は言いっこなしなのだ 6、ホームステイ中はゆらが力になってくれるらしいが彼の気分によってどれほど力になってくれるかが変わってしまう 7、修行がある程度順調に進むと、私はどんどん記憶を思い出すことができる。前世で犯したあやまちの大きさを理解したその時、私はもう一度人生をやり直す権利が与えられる とのことだ。

そして私はゆらに怒りを覚えたまま気を失った

そして、、、

気がついたら私はすでに源明日香になっていた

おそらくここは病院

気のせいかもしれないが病院特有の臭いがする気がした

誰かが泣いている

私は気になり、一気に目を開けてしまった

その瞬間、泣いていた本人とすぐに目が合ってしまった

後悔した

明日香、そうか私はいま源明日香なのか

私が改めて源明日香だと自覚すると病室に私の名前が響いた

私はどんな反応するのか気になり返事をしてみることにした

まぁ、誰でも驚くだろう ついさっき死んだばかりの人間が起きたというのだから

ついには病院の先生までもが騒ぎだした

あぁ、眠い

一日に3度も薬を飲むせいか、すぐに眠たくなる

こうして今日という一日をずっと寝たまま過ごした