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あんもち
あんもち
あんもち
桃青・赤青
微浮気 微桃赤 まじで微。
エピソード 2
「 もしもし、 」
ピンポーン
息を切らしながらも、 何とかころちゃんのいえに着く。
それから何度も何度も インターホンを押しているのだが、 全く出てくる気配がない。
赤
もしかしたら、 寝ちゃったのかな。
いや、もしかしたらではなく 本当にそうかもしれない。
だって今の時刻は 00:17 普通だったら寝ている時間だ。
それか、先程の出来事を 忘れたく、 すぐ寝てしまったのかもしれない。
…合鍵とか、持ってないからなぁ。
さとちゃんに貸してもらえば良かった。
まぁ今更こんな後悔しても 遅いわけで。
きっとあいつはもう、 家に帰っただろう。
…どーしよ。
…あ、そうだ。
とりあえず、ころちゃんに 電話をかけてみよう。
プルルルルル
プルルルルル
突然僕のスマホが 騒ぎ出す。
…誰だろう。
お仕事の相談などであれば 急いで出ないと迷惑になってしまうため、気力のない身体を無理やり起こして 画面を確認する。
そこには、 莉犬くん と書かれていた。
……りいぬくん
出来れば今は、 誰とも話したくなかった。
それなのに、 よりによって電話が かかってきたのはあの 赤いわんわんからだった。
…もしかして、お付き合いの 報告かな。
どうしよう。 出ようかな。
でも………
出ない。
何コールか繰り返すも、 中々出ない。
…心配、しすぎかなぁ。
赤
通話
00:00
赤
青
やっぱりいつもの元気がない。
いつも元気よく 『おつかれ~い』 から入る彼が、今日は 元気なく 『もしもし』。
赤
赤
青
青
数十秒経つと、
ガチャ
と、ドアを開けた音が聞こえた。
赤
通話
02:09
プルルン
と通話を切り、
赤
と言いながらころちゃんの家に 入る。
赤
入るなりころちゃんの顔を見ると、 明らかに体調の悪そうな真っ白な顔。 目元は泣いていたせいか赤く 腫れている。
青
俺は思わず、 ころちゃんを抱きしめる。
さとみ。
絶対許さないから。
青
青
赤
赤
青
…なぜ、ころちゃんは こんなにも 平気そう を振舞っているのだろうか。
誰が見てもわかる。 今のころちゃんは 嘘をついている。
青
青
もう、見てられない
赤
青
青
…今更後悔しても、
もう遅い、よな。
俺だって、俺だって 別れたくなかった。
もう、あんなに良い奴、 きっと俺には見つけられないから。
それに今も、あいつのことを 愛しているからだ。
……もう別れたのに、愛してるなんて おかしい、かな。
大好きなんだ。
でも、やっぱり、 あいつには幸せになってほしい。
桃
今から、俺が 会いに行っても
あんもち 前回のストーリーに 60いいねありがとうございます! NEXT いいね20