涼太
ゴホッゴホッ
涼太
もう出ていこうかな...
涼太
僕がいてもいなくても一緒だよね(笑)
涼太
僕は"透明人間"と同じなんだから
もう僕は限界だった
僕だけ愛されてないなんて
涼太
あの頃に戻りたいなぁグスッ
僕が4歳の時
辰哉
涼太!鬼ごっこやるか!
涼太
うん!する!
亮平
俺も混ぜて!
翔太
俺も!
大介
俺っちも!
照
それなら俺もやろうかな?
辰哉
結局みんなやるんじゃん!
涼太
照兄鬼!!
照
10秒数えるから逃げて〜
5人
わ〜い!!
この頃は翔太も元気でよく外で遊んでた
他のみんなとも
でも僕が5歳の時
翔太
ゴホッゴホッ
辰哉
大丈夫?
翔太がよく風邪をひくようになった
涼太
照兄さっきね
涼太
絵を描いたの!
照
今忙しいからあっち行って
「あっち行って」
この時初めて言われた
涼太
ごめんなさい
涼太
あぁ〜あの時か
涼太
歯車が狂ったのは
学校で褒められても上手く絵を描けても
誰にも言わなかった
相手にしてくれないとわかったから
涼太
もう充分頑張ったよね、
涼太
夜ご飯も作って置いたし
涼太
さようなら
時間は5時30分もうすぐでみんなが帰ってくる
涼太
僕が家にいなくても
涼太
気づかないんだろうな(笑)







