/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
鍵浦
平野さーん！！
ドカッ！！
平野
痛ってぇな！鍵くん、やめろって！
俺は、同室の後輩にかなり懐かれている
鍵浦
えへへ、平野さん見つけたから行かなきゃ！って思って…そしたら、ぶつかっちゃった
平野
だからって鍵くんに思い切りぶつかられる俺の体を考えろ？あ？
鍵浦
ごめんなさい〜！！
悪い奴じゃない。ただ、猪突猛進過ぎる
平野
んじゃ、罰として今日は手ェ繋ぐのなしな
鍵浦
え"ぇ！？酷すぎるよ！！
平野
うるせぇ、ほら。帰るぞ
恋人として触れ合うのにまだ慣れていない 俺の言い訳を鍵くんはわかっていながらも 何も言わずに、待っていてくれている
鍵浦
平野さん！
平野
あ？
鍵浦
大好きだよ
平野
…………
普段は、笑顔で俺に尻尾振ってるくせに 急に男の顔になって俺に愛を囁く
鍵浦
えっーと……平野、さん？
俺はまだ、 そのギャップに耐えられずにいる
平野
鍵くん、今日はピーマン代わりに食ってやんねーからな
鍵浦
え！それは困るけど…！！
平野さんの照れ顔が見れたからいっか
平野
困るな、一人でも食えるようにしろ
鍵浦
無理だよ！
あぁ、 また平野さんに見惚れている奴が居る
平野
我儘言うな
鍵浦
平野さんにだけだもん！
ギュッ！！！
平野
抱きつくな！鍵くん！！
お前、力強すぎて痛てぇんだよ！
お前、力強すぎて痛てぇんだよ！
鍵浦
弱めるから逃げようとしないでよ！
まだ居るんだから、貴方を狙う奴らが
平野
大体、外でこんなことして誰かに見られたりでもしたら…
鍵浦
寧ろ、見せつける。それとも、平野さんは見られて都合の悪い相手でも居るわけ？
居るわけないよね？ お願い、俺以外にそんな奴作らないで
平野
あ"ぁ"！？
平野
居るわけねぇだろ！！
俺はお前一筋なんだぞ！？
俺はお前一筋なんだぞ！？
鍵浦
っ……！！
普段は、言葉にしてくれない 平野さんの内側の感情
平野
おい、聞いてんのか？鍵くん！
それを言葉にするほど、俺が大切って 受け取って良いよね？
鍵浦
うん、俺も平野さん一筋だよ
これからも、ずーっと
鍵浦
平野さんだけを愛すよ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
