TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

うり

……あ"〜……

クリスマス配信翌日

俺は猛烈に後悔している

うり

昨日に戻りてぇ…

うり

俺のばかぁ…!

独り言だだ漏れになっているのには

ちゃんと理由がある

昨日の宴の途中

酒が少なくなったため

コンビニへ買い出しに向かっていた

うり

…お

うり

(えとさんとゆあんくんじゃん)

二人が公園のベンチに座っていた

うり

(こんなとこで油売って…)

そこで閃いてしまった

二人を驚かせようと

二人に気付かれないように

背後からこっそり近付く

すると

えと

私からも、これ

えとさんが鞄から何か取り出す

えと

ゆあんくん、寒がりだから

うり

(へー)

うり

(高校生組、プレゼント交換とかしてんだ)

ほろ酔いな俺の頭は

思考回路がお休み気味で

それくらいしか思わなかった

ゆあん

…ありがと…

ゆあんくんの声は低いので

全部は聞き取れないが…

うり

(…なんかいつもより)

うり

(落ち着いてエロい声してんな)

とは、思った

今思えば

ここで引き返すべきだった

おもむろに

えとさんがゆあんくんの首に

マフラーを掛ける

それを見ても

うり

(仲良いなー)

くらいに思っていた

そのくらい

この二人のことは

ノーマークで

だから

ゆあんくんが

えとさんを引き寄せたのを見て

何が起きたか分からなかった

うり

(え…)

うり

(キス…?)

えと

んっ、

えと

ちょっと、もうやめとくって…

聞こえてきたえとさんの声は

湿度を帯びていた

聞いたことのない声色

うり

(これ、)

うり

(見ちゃいけないやつじゃね…?)

えと

…もう

また重なる

二つの影

それから先のことは

覚えていない

気付けば

買い出しもせずに

家に帰っていた

そして今朝を迎える

昨夜は酔いなんてすっかり覚めて

何なら全然眠れなかった

うり

あー、

うり

あのまま素通りしてれば…!

仲のいいメンバーの

見てはいけない一面を

見てしまった気がする

うり

どーしたらいいんだ…

うり

こんな大事件

うり

一人で抱えられる気がしない…

こんな時に限って

一番頼りになりそうなのあさんも

リーダーのじゃぱさんも

何だかんだ優しいたっつんさんも

泊まりで打ち合わせに行っている

うり

年下には相談しにくいし…

うり

シヴァさんは

うり

悪ノリが怖い

うり

なおきりさんは…

うり

論外だな

うり

あとは…

うり

もふくん!!

うり

そうだ、もふくんなら…!!

この気持ちに気付いてしまったら

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

731

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚