1ヶ月後
朝陽
よし、大体こんな感じかな。
朝陽
今日でこの部屋とさよならか…。
朝陽
なんだか寂しいな…。
朝陽
短い間に楽しいことが沢山あったから、離れ難い…。
朝陽
短い間でしたが、
ありがとうございました!
ありがとうございました!
ガチャ、、、
文
朝陽〜!
朝陽
文、おまたせ!
文
はぁ、一年以上も朝陽と会えないのか…。
文
私寂しい!
朝陽
私も寂しいよ…。
朝陽
でも、必ず帰って来るから、また会ってくれる?
文
もちろん!
文
私は朝陽のケーキの
ファン第2号だから!
ファン第2号だから!
朝陽
なんで2号なの(笑)。
文
1番は、竜野さんでしょ。
朝陽
っ!…うん!
朝陽
また、私のケーキを蓮さんに届ける!
文
その調子!
文
飛行機の時間って何時?
朝陽
お昼過ぎくらいかな。
文
それじゃまだ時間はあるね。
文
コンビニで飛行機の中で食べるもの買ってこ!
朝陽
うん!
文
飛行機に乗るのは昼過ぎだそうです。
海斗
分かった。
海斗
隙をみて連れていく。
文
分かりました。
海斗
教えてくれてありがとう。
文
いえ、朝陽の為ですから。
海斗
さすが柊さんの友達だね。
文
…私、今でも驚いてます。
海斗
何が?
文
こうして友人同士が
状況報告してるの。
状況報告してるの。
海斗
まあ、カフェでたまたまあったからチャンスだと思ったんだよ。
文
私もビックリしました。
文
だって、私のこと覚えてるから。
海斗
そういう君もでしょ。
文
そうですね。
文
引っ越しのことなんで言ってくれなかったんですか?
海斗
それは今でも言えない。
海斗
あの人がそうしたから。
海斗
自分でも望まないことをしてまでね。
文
やっぱり朝陽が関係してるんですね。
海斗
どうだか。
文
まあ、朝陽はまた会うつもりですけど。
海斗
その時は蓮がどうにかするよ。
文
また悲しませないで下さいね。
海斗
それは蓮次第だな。
文
竜野さんなら安心かも。
海斗
あのデレ具合だもんね。
文
見てて恥ずかしいです。
文
あ、朝陽が呼んでるんで行きますね。
海斗
あぁ、また後で。
朝陽
あと少しだね…。
文
やばい、泣きそう(ズズっ)。
朝陽
もう文〜(笑)また会えるって!
文
そうだけどぉ!
朝陽
日本に帰ったら文の
シュークリーム食べたいな。
シュークリーム食べたいな。
文
っ、うん!任せなさい!
朝陽
それじゃそろそろ
乗らなきゃだから行くね。
乗らなきゃだから行くね。
蓮
おい海斗。
蓮
なぜ俺を空港へ連れてきた。
海斗
教えません。
蓮
なんだと?
海斗
時間がくるまで教えません。
蓮
訳が分からん、帰る。
海斗
ダメです。まだ、時間じゃないです。
蓮
…はぁ。
ピコン、、、
海斗
来た!若、行きますよ!
蓮
どこへ行くんだ。
海斗
いいから急いでください!
海斗
来た意味がなくなります!
朝陽
それじゃ、行くね。
文
連絡ちょうだいよ。
朝陽
うん。バイバイ、文。
文
行ってらっしゃい!
海斗
柊さん!島野さん!
朝陽
五十壁さん!?あと、っ!
文
やっと来た!五十壁さん、遅いです!
海斗
良かった、間に合った。
蓮
っ!
蓮
朝陽…。
朝陽
蓮、さん。
朝陽
(なんでここに?言いたいこと色々あるけど、今1番言いたいのは!)
朝陽
あの!
朝陽
ケーキまた食べてください(ニコッ)。
蓮
…あぁ、待ってる。
蓮
行ってこい。
朝陽
はいっ!
ガラガラ、、、
文
行っちゃった…。
海斗
たくましい背中ですね。
蓮
海斗、助かった。
海斗
お礼なら、島野さんに。
文
そうですよ!
情報私が流したんですから。
情報私が流したんですから。
蓮
ありがとう。
文
どういたしまして。
蓮
お前ら、いつの間に
連絡取り合う仲になったんだ?
連絡取り合う仲になったんだ?
海斗
俺達もいつの間にって感じなんですよ。
文
カフェで会った時から何気なく状況報告してましたし。
蓮
…教えたのか。
海斗
いえ、それは言ってません。
文
いいですよ、無理して言わなくて。
文
お二人がただの社会人じゃないことなんとなく分かりますし。
蓮
そうか。
海斗
ありがとう、島野さん。
文
あ、私たちも名前呼びにしません?
海斗
はい?
蓮
そうだな。海斗も名前で呼んでやれ。
海斗
ちょっ!
文
海斗さん(ニコッ)!
海斗
っ/////
蓮
ほら、海斗も。
文
カモンです!
海斗
あ、文ちゃん…。
海斗
やば、恥ず…/////
文
…竜野さん。
蓮
どうした。
文
なんか竜野さんの気持ち、わかる気がします。
文
照れる海斗さん、可愛いです。
蓮
相手の可愛い顔を見れるのはいいだろう。
文
はい!
海斗
ちょっ、俺可愛くないですよ?
文
可愛いです!
海斗
もうすぐ30歳のおっさんに可愛いはやめてくれ…。
蓮
(あの時の2人も、こんな空気みたいな感じだったのか…。)