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私には8歳上のお姉ちゃんがいた
お姉ちゃんはいつも明るくて優しくて
私は毎日後ろをついて行っていた
お姉ちゃんはイザナにも優しくて
いつも3人で遊んでいた
でも
お父さんの転勤で遠くの方に 引っ越さなくちゃいけなくなった
そこでイザナとは離れることになった
夢
お母さん
お父さん
夢
夢
お姉ちゃん
私はイザナと離れて寂しかったけど
次第にそれも忘れていった
いや
違うことで頭の中がいっぱいになった
お父さんが引っ越して1年後に
死んでしまったのだ
私はそれからというもの
より一層お姉ちゃんの後ろを 着いていくようになった
お姉ちゃんに彼氏ができた時は ものすごく寂しかった
お姉ちゃんが取られるん じゃないかって
でもお姉ちゃんもその彼氏も 私に優しくしてくれた
そんなある日
お母さんが再婚することになったのだ
仕方がない
1人で子供を2人も育てるのは 大変だったのだ
そしてまた引っ越すことになったのだ
お姉ちゃんは遠距離になってしまう のが辛くて別れた方がいいと思い 彼氏と別れることを決意したのだ
お姉ちゃん
正樹
お姉ちゃん
正樹
お姉ちゃん
正樹
お姉ちゃん
私はこの会話を聞いていた
正樹くんが暴走族？っていうのに 入ってるのはうっすら知ってした
でもほんとだなんてびっくりだった
でもお姉ちゃんはそんな正樹くん のことも好きだった
正樹くんがダメなことをしても誰にも言わずずっとそばで守ってきた
なのに
あの日は雨が降った最悪な日だった
私はお使いから帰っている ところだった
夢
夢
夢
？？
夢
？？
？？
夢
誰かが叫んでる声がした 私はお姉ちゃんの声だと思って
声がする方へ行った
すると
ガラガラガラ
夢
夢
お姉ちゃん
お姉ちゃん
正樹
正樹
正樹
お姉ちゃん
夢
お姉ちゃん
正樹
夢
正樹
カチャ(ナイフを出しました
正樹
お姉ちゃん
グサッ
夢
夢
正樹
正樹
タタッ
夢
お姉ちゃん
夢
お姉ちゃんが刺されて、
死んでしまった
私は2人も大切な人を無くした
もう誰を信じていいのかも分からない
笑い方も分からなくなった
お姉ちゃんを殺した族も
全てが
嫌いになった
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
イザナ
イザナ
なでなで
イザナ
イザナ
夢
イザナ
イザナ
イザナ
イザナ
夢
夢
イザナ
イザナ
夢
イザナ
夢
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