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東雲 優華
東雲 優華
黒川 時雨
え?僕…
笑って、ない…?
……そうだ…僕は
親に虐待されて
クラスのみんなに いじめられて…
感情を出すのをやめたんだ
でも、今まで
それを指摘されたことは
全く無かった
東雲 優華
東雲 優華
東雲 優華
黒川 時雨
笑、う
笑い、たい
………あれ…
笑うって…
どうやって?
黒川 時雨
初めて…笑えないことが
おかしいことだって気づいた
東雲 優華
やめて
やめてくれ
心配した顔で
僕をみないでッ!
東雲 優華
東雲 優華
東雲 優華
黒川 時雨
黒川 時雨
そんなの、ない。
そう、言おうとした
でも…なにか
なにかが
そう言ってはいけないって
喉につっかえて
言えなかった
黒川 時雨
黒川 時雨
『時雨!あそこの公園で遊ぼうぜ!』
黒川 時雨
…そうだった
あの頃…
物心ついたときには
すでに親はいなくて
唯一の楽しみは
学校帰りの子と遊ぶ事だった
よく、同じ子が
来てくれたのを覚えてる
時雨(幼少期)
時雨(幼少期)
????(幼少期)
????(幼少期)
時雨(幼少期)
その頃の僕は
笑ってた
まだ、今の親に買われる前
心から…笑ってた
????(幼少期)
????(幼少期)
時雨(幼少期)
????(幼少期)
時雨(幼少期)
時雨(幼少期)
????(幼少期)
時雨(幼少期)
亮太くん!
黒川 時雨
そうだ…そうだよ…
亮太…!
僕を、支えてくれた
笑わせてくれた…
なんでこんなことを忘れてたんだ…
…あぁ、きっと……
見たくなかったんだ
幸せだった頃の自分を
黒川 時雨
黒川 時雨
東雲 優華
黒川 時雨
黒川 時雨
東雲 優華
黒川 時雨
東雲 優華
しばらくの、沈黙
黒川 時雨
東雲 優華
東雲 優華
東雲 優華
黒川 時雨
優華さん…
ありがとう…!
コメント
5件
ああああああああああああああ(((うるせえ 今回も最高でした!((語彙力どこ言った