設定 凛はこの世を支配しようと 考えている それを止めるために勇者である翔也は凛に挑み、 見事勝利したときのこと…
凛
……グハッ
凛
ぐっ、な、なん、だ?
翔也
……お前の体はダメージを受けすぎた
翔也
いくら人間とは違うからって自分のことを甘くみすぎだったんだよ
翔也
………お前の負けだ、凛
凛
……負け、?
凛
僕が?人間に?
凛
……嘘だ
凛
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!
翔也に飛びかかる
翔也
………
よける
翔也
ふっ!
凛
あがっ、!
バタッ
翔也
……もうやめておけ、これ以上は死ぬぞ
凛
……嫌、だ
翔也
凛、俺はお前を殺したくはないんだよ
凛
………あぁあ、あぁ!!
凛
やめろやめろ!!僕をそんな目で見るな!!!
翔也
……
凛
お前もなんだろ!!お前も!!僕が何にも出来ないなんて思ってんだろ!!
凛
僕を!!人間以下のやつだと思ってんだろ!!!
翔也
凛、俺はそんなつもりは……
凛
そうだ!!みんなそうだ!!
凛
僕の先生も!!友達も!!メイドも!!
凛
みんな!!可哀想だって僕を見るんだ!!!
凛
母様も…父様も……!!
翔也
………凛
凛
ウウッ、ウッ
凛
母様……僕、魔法が使えるようになったよ?
凛
父様と同じ魔法だよ……
凛
父様……僕、ほんとは悲しかったけど我慢できたよ…
凛
父様が「男は泣かないもの」って言ってたから……
凛
だから、だからさ……
凛
僕を見てよ……
凛
お願いだから
凛
よくやったね、とか、頑張ったんだね、とか
凛
そう言ってよ…褒めてよ…
翔也
……
凛は魔族だが 魔力が少なすぎるが故に 周りから疎まれてきた
それは 産んでくれた親も同様に…
凛
父様、母様…….
翔也
…凛
凛
……なんで、褒めてくれないの、?なんで、僕を見てくれないの、?
凛
やっぱり……僕は恥だから?
凛
死んだ方が……いいから、?
翔也
っ!
凛を抱きしめる
凛
……え、?
翔也
凛、そんなこと言うな
凛
なん、で、?
翔也
お前はよく頑張ったよ
翔也
みんなに認めてもらおうと、誰よりも努力して…
翔也
ただ、頑張る方向を間違えただけなんだよ
凛
……
翔也
俺は、お前がどんな環境で、どんな気持ちで生きてきたのか分からない
翔也
でも、
翔也
お前は偉いよ
翔也
それだけは言える
凛
……っ、!
凛
ウッ、ウウッ
凛
………かい
翔也
なんだ?
凛
もう一回、言って、?
翔也
何度でも言うさ
翔也
お前は偉いよ、凛
翔也
俺が見てきた誰よりも
凛
ウウッ
凛
あぁ、!!ああぁあぁぁ!!泣
翔也
……
翔也
今はいっぱい泣け
翔也
ここにはお前を嘲笑うやつらはいない
翔也
俺は
翔也
ただ、目の前のお前だけを見てるから…






