男は私の斧を拾い上げると
それを私の脚目掛けて
ジェヴィン
ドンッ…
グチャ…ぴちゃ…
理解が追いつかなかった
私の脚は傍に転がっていた
血が大量に溢れて血溜まりが出来ている
ジェヴィン
もう片方の脚にも刃を差し込まれる
ジェヴィン
もがく
しかし触手の力は弱まらない
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
ジェヴィン
脚が無くなってしまった
痛みで力が出ない
だがそれ以上に痛いのが怖いのと
この男を許せなくて
這いずってでも逃げようとした
ジェヴィン
ずりずりと服が摺れる音が鳴る
ブラック
ブラック
意味が分からない
こんなことをして何を言っているんだ
ジェヴィン
勿論嫌いだ
こんなことをされて好きになるのは狂気の類だろう
ブラック
ドンッとまた鈍い音がする
音のした方向を見る
私の腕に斧が投げられていた
ジェヴィン
ブラック
空いている手で必死に斧を抜こうとする
そうすると腕さえも触手で縛ってきた
ブラック
この男は狂気に満ちている
この様子を見れば一目瞭然だ
ジェヴィン
ブラック
ジェヴィン
ジェヴィン
ブラック
男の動きが止まった
ブラック
そんな理由で?
そんな理由でこんなことをするのか?
ジェヴィン
ブラック
ブラック
ブラック
ブラック
そんなこと言われたって誇らしくはない
ジェヴィン
身体が痛みで麻痺してきた
…もう、意識が……
…
ジェヴィン
血なまぐさい匂いで目が覚めた
脚を見ると手当はされていた
……片腕は…大丈夫でしょうか、
そう思い、切られていない方の手で切られた腕を触ろうとする
おかしい
触れない
嫌な予感がして目を動かし、切られていないはずの腕を見る
ジェヴィン
両腕、どちらとも切られていた
四肢を切られたのですか、?私は、
腕がないのなら神に祈りを捧げることも出来ないじゃないですか!!
ブラック
ジェヴィン
ブラック
ブラック
貴方がこんなことしなければ私は普通に喋れてますよ…
ジェヴィン
僅かな抵抗と言わんばかりに私は恨めしそうに睨み
ブラック
そうやって愛しそうに見つめてくる男
やっぱり狂気に満ちている
ブラック
ブラック
そう言葉を残し、背を向け、部屋を去っていった
ジェヴィン
上手く話せない口を動かし
ジェヴィン
ジェヴィン
コメント
2件
最高です♪