未来
…だめ!
ごめん、許してくれ。
未来
だめだよ。
また会えたらいいな。
未来
やめ…
未来
だめー!
未来
ハァハァハァハァ。
未来
見慣れた天井、見慣れた壁…。
未来
ゆ、夢かぁ。
(でも、凄く大事なこと)
(でも、凄く大事なこと)
零
起きてっ
未来
零!
零
大丈夫?うなされてたよ
未来
大丈夫大丈夫!
零
ならいいけど…
昨日事故ったばっかなんだから、安静にしなさいよ。
昨日事故ったばっかなんだから、安静にしなさいよ。
未来
私は大丈夫だよ。
こーんなに心配してくれる友達がいるんだから!
こーんなに心配してくれる友達がいるんだから!
零
もぉーw
大袈裟だなぁ。
大袈裟だなぁ。
未来
でも、体がなまってるや
零
じゃあ、
ちょっと散歩してきなよ
軽くぐらいだったら大丈夫だよ
ちょっと散歩してきなよ
軽くぐらいだったら大丈夫だよ
未来
わかった
(すがたをみせるなってことだろう。)
(すがたをみせるなってことだろう。)
私は亡くなった親の友人である、零の家に居候している。 正直いって零とは仲が悪い。
未来
公園、久しぶりだねぇ。
辺りを見回すと、同じぐらいの年の男性が手を振っていた。
未来
周りに誰もいないし、多分私に振ってるよね。
未来
あっ目が合った
無事でよかった
未来
あのぉーどちら様ですか?
あ、ごめんね。
そっか。記憶が…
そっか。記憶が…
俺は律!
律
初めまして。
未来
は、初めまして
律
名前は?
未来
み、未来です
律
未来さん、少し散歩しませんか?
未来
(わ、悪い人ではないんだよね。)
未来
わ、分かりました。
律
やったぁ!
律
まずはクレープ食べませんか?
俺の奢りです
俺の奢りです
未来
おごり?
行くいく!
行くいく!
クレープ屋
律
いちごチョコでいいですか?
未来
うん!
大好きなんだ
大好きなんだ
律
(可愛い…)
未来
(なんで私の好み知ってんの?
しかも即決!?)
しかも即決!?)
律
次は本屋に行きましょう
本屋
未来
やっぱりいっぱいあると迷うなぁ。
律
「時の猫」
なんてどうでしょう。
面白そうですよ。
なんてどうでしょう。
面白そうですよ。
未来
おぉ!
わたし、動物も好きだし、ファンタジーも大好きなんだ!
(さっきから私の好みとバッチリなんだけど、偶然?)
わたし、動物も好きだし、ファンタジーも大好きなんだ!
(さっきから私の好みとバッチリなんだけど、偶然?)
律
喜んでくれて嬉しいよ。
未来
ふぅー。
満足満足。
とても楽しかった
満足満足。
とても楽しかった
未来
いや、律のセレクトが私の好みと合ってて、びっくりした!
なんか初対面ってかんじじゃないんだよね
なんか初対面ってかんじじゃないんだよね
律
もし、君と僕が付き合ってたらって言ったら信じる?
未来
えっ?
未来
そんな訳ないじゃんw
だって初対面だよ?
だって初対面だよ?
律
…。
そうだよね。
そうだよね。
未来
でも、こんなのが毎日あったらいいのにな。
(親が亡くなってから楽しいって思ったことないのにな。不思議だ)
(親が亡くなってから楽しいって思ったことないのにな。不思議だ)
律
ふふっ
僕もだよ
僕もだよ
未来
キャッ
(誰かに押された!?)
(誰かに押された!?)
律
未来!
バンッ
律
未来!
答えてくれ。
お願い!
答えてくれ。
お願い!
未来
…
零
あーあ。
またやっちゃったな。
またやっちゃったな。
律
まだあって1日なのに。
未来
(なんで、零?)
零
さぁ、どうする?
律
そんなの決まってる。
未来から俺の記憶を消して、未来を助ける。
未来から俺の記憶を消して、未来を助ける。
未来
(なんでそこまで)
零
前にも言ったけど、それは君の存在がなくなるに等しい。
分かるね?
分かるね?
未来
(前も?)
律
それでもだ
未来
(ダメっ)
零
物好きなものだ
律
俺は、未来の記憶から何回消えても、楽しいと僕に笑ってくれるのは未来がいい
未来
(ダメっ)
零
わかった
未来
(私の思い出を消さないで!)
零
我が名はレイフォース。
汝の願いを聞き届けよう
メモリアル!
汝の願いを聞き届けよう
メモリアル!
彼女の叫びとともに、光が放たれた。
零
大丈夫?
未来
うん。
零
その様子なら大丈夫そうね。
気晴らしに外でも行ってみたら?
気晴らしに外でも行ってみたら?
未来
うん。
未来
公園、久しぶり
あの、初めまして。
名前は?
未来
み、未来です
良ければ、散歩をしませんか?






