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あゆまる
139
#カラピチ
ち き ん 🍗
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「あと一歩」が言えなくて
Start
ゆあん
朝の七時半
家の前で待っていたのは、幼馴染のゆあんだった
えと
えとは笑いながら駆け寄る
保育園も、小学校も、中学校も、そして高校まで。
隣を歩くことが当たり前になっていた
だからこそ、お互いに言えなかった
好き。
その一言だけが
高校ニ年の秋。
文化祭の準備が始まり、クラス中が慌ただしくなっていた
ゆあんは劇の大道具係
えとは衣装係
準備が終わる頃には毎日一緒に帰る時間も少なくなっていた
ある日、えとは友達に聞かれる。
のあ
えと
のあ
えと
そう答えたものの、その言葉が胸に刺さる
ただの幼馴染
本当は違う
ずっと前から好きだった
でも、告白してもし気まずくなったら
毎朝一緒に投稿することも、笑い合うことも、全てなくなってしまうかもしれない
一方ゆあんは
えとが誰かと話してるだけで気になってしまう
だが、ゆあんは関係が、壊れるのが怖いから告白してないのではなく
自分に自信がないから
告白ができないのだ、、、
他の男子が、笑わせていると、少しだけ悔しくなる
ゆあん
ゆあん
ゆあん
文化祭当日
劇は大成功だった
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあんはえとを屋上まで連れて行く
えとが空を見上げた瞬間、ゆあんが静かに口を開いた
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあんは深呼吸をした
ゆあん
えと
ゆあん
えと
ゆあんは照れながら手を差し出した
ゆあん
えとは照れながら手を差し出した
えと
夜風が二人の間をやさしく吹き抜ける
幼い頃から続いてきた当たり前は終わり
新しい当たり前が始まった
隣を歩く理由は、もう幼馴染だからじゃない
大好きな人だから
そう思いながら、二人はいつもの帰り道を少しだけ
照れくさそうに帰っていった
「あと一歩」が言えなくて
end
コメント
3件
はい、読ませていただきました🌷 幼馴染から恋人へ――王道の展開ですが、ゆあんの「自分に自信がないから告白できない」という心理描写がすごくリアルで、胸に刺さりました。文化祭の屋上で「幼馴染じゃなくなっても一緒にいてくれる?」という台詞、切なくて大好きです。えとが「ただの幼馴染」と答えたあとの、その言葉が自分に刺さる感じも、女子としてすごくわかるなあ……。 ラスト、隣を歩く理由が変わった描写、じんわりきました。素敵な作品をありがとうございます🤍