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こ う
こ う
⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.· 「悪夢」 ⚠ kzlr 過呼吸表現あり ご本人様とは一切関係御座いません ⟡.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ⟡.·
こ う
ローレンは暗闇の中にいた
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驚くほどに冷静でただ その空間を意味もなく歩き続けた
不思議とその空間にいることに疑問を持たず 何かを求めているわけでもないが 歩みを止めることは無かった
どれくらい歩いただろうか 足に重みのある何かが触れた
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何だと思い1歩下がり 目を凝らして地面を確認する
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「 …葛葉？ 」
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葛葉は眠るように静かで動かない
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呆然としていたが 何か悪寒がして咄嗟にしゃがみこみ 葛葉の脈に触れる
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「 死んで…る…？ 」
突然の信じられないことに脳が混乱する
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葛葉は氷のように冷たく 生きている対応なんて微塵も感じず まさに死人だった
それを理解した瞬間 恐怖が全身を覆った
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身体が突然の浮遊感に襲われ 反射的に勢いよく起き上がる
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そこはベッドで ローレンは全身から冷や汗をかいていた
バクバクと心臓が激しく鼓動し 上手く状況が理解できない
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次第に呼吸が苦しくなり 空気を少しずつしか吸えなくなる
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するとドアが開く音がした
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ローレンは葛葉の姿に気付かず 真っ青な顔で胸元の服を握りしめて 苦しそうに口を開けながら細かく息をしている
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葛葉は急いでローレンに駆け寄る
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葛葉はローレンを抱き締める
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ローレンはやっと葛葉を見つけ 震える手で必死に葛葉にしがみついた
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葛葉はローレンを落ち着かせるように 声をかけ、背中をさすった
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激しく息を吸っていたローレンは だんだんと落ち着きを取り戻した
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ローレンは葛葉の頬を慎重に触れた そこにはしっかりと体温が感じられた
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それを聞いた葛葉は 少し微笑み
また優しく抱き締め ローレンの頭を撫でる
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ローレンは泣きじゃくったせいで 目は腫れ充血し、身体はぐったりとしていた
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ローレンは首を横に振り 寝ることを拒否した
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リビングに移動し 映画を視聴する
すると映画の途中で葛葉が立ち上がる
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葛葉が歩き出すと服を 軽く掴まれ引き止められる
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夢のことがあってか 葛葉と離れることが今日は怖いようだ
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葛葉は映画を止めて ローレンの手をしっかり掴む
ローレンはその手を見て 少し安堵したような表情をした
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葛葉は滅多に見ない よわよわなローレンにきゅんとしていた
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こ う
こ う
こ う
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コメント
8件
本当に心臓返してください。（訳：本当に有難うございます。口角が宇宙に行って帰って来てくれないです。どうすればいいですか？）
まっって､ガチこういうのタイプ💓
必死に息吸ってるの想像したら悶え死ぬところでした、、、 心臓返してください
