サブリメント

「公平の電車の車掌｣の誕生譚

あるところにお母さんと一緒に住んでいた少年がいました。

少年はお母さん1人の手で育てられていました。

暮らしは良くはありませんでしたが、幸せでした。

少年は何時しか青年と言っても過言はないくらいに成長しました。

休日にふたりで電車で旅をしようと話になりました。

そんな所に

精神に異常をきたした人に

自分のお母さんを

線路に突き落とされました

少年、いや青年は急いで緊急停止ボタンを押そうとしましたが

間に合いませんでした。

そう。間に合わなかったのです。

周りからは自身のお母さんへの罵倒が飛び交いました

何故、自分のお母さんが責められ、あの突き落とした奴は責められないのだろうか

精神的にいけないものを持っているから？

いやそれは違う。

それは公平ではない。

全員が、平等でなければならない

彼は。

数日間電車で「自殺」をした母親を持っ子供として中傷をうけた。

それじゃあ。

本当のことを教えよう。

と、彼は全てを伝えてから

もうひとつ教えよう。本当の

迷惑、というものを