テラーノベル
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~♪~~♫♩~
ムシムシとした暑さが目立つようになり始めた頃
学校の雰囲気は、青春とでも言いたげな夏らしい空気だった。
♫~♪♫~~
~♪♫~♪~♬
廊下の窓は大きく開け放たれ、
窓枠から見せる、目に痛い程青く光る快晴の空は その色そのままで行き交う生徒のボタンを
青く、時に白く、輝きを与える。
~♬♪~~♩♫~
四階に上がる階段を無意識に左に曲がる。
そして校内を歩く中、ふと、なにか音が鳴っているのに気が付いた。
周りから聞こえる話し声などの雑音とは違い、
壁1つ隔たれた様な、孤立した音。
今より、良く耳を凝らして聴く
イタリア
よく聴くと、その音はピアノである事が分かった。
そのピアノの音色は軽やかなもので、
時に入るスラーの重厚な音がよく目立った。
綺麗で、歌いたくなるような…
その音を表そうと頑張っても、その程度の言葉しか出てこない。
その時ばかりは、自分の語彙力を恨んだ。
一瞬音が止まった時、我に帰った。
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
~音楽室~
イタリア
イタリア
イタリア
???
イタリア
思わず声が漏れてしまった
ピアノを弾く姿は美しく、
手は骨ばり、指は長く、洗練された動きとよく似合う
今まで、これ程ピアノの似合う人は居なかっただろう
イタリア
???
……やらかした…
思わず出してしまった声に気付かれてしまったようだ
???
イタリア
…やっべぇバレた…
……これは正直に出た方が いいのか…?
…………
いやいやいや! 「はい私です。」 なんて言えるわけないじゃん!!!
???
???
イタリア
運良く、聴いていることは バレずにすんだ。
正直心臓が飛び出しそうだった
バレなかったのなら、次は逃げる事を考えなければ
イタリア
イタリア
イタリア
そして、立ち上がる
イタリア
名残惜しさも感じながら その場を去ろうとした時、
数歩歩いたところで事件は起きた
コツン
イタリア
ドターン
イタリア
いつから置いてあったのか 知らないが、変に不自然な箱が 置いてあった
それにつまずいてしまったようだ。
転んだ拍子に盛大に音を鳴らし、 これで気付かない方がおかしい。
???
イタリア
イタリアは悟った もうどうすることも出来ないと。
???
イタリア
すみませんでしたああぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
???
???
???
???
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
???
イタリア
無理矢理過ぎるかも知れないが、 こうでもしないと自分の心が 罪悪感と羞恥心で壊れそうだった。
イタリア
?????
「ありがとう!!」
イタリア
???
???
???
ドイツ
イタリア
イタリア
イタリア
ドイツ
ドイツ
ドイツ
イタリア
イタリア
イタリア
イタリア
ドイツ
その日から、ドイツの演奏をほぼ 毎日のように聴きに行くようになった。
もちろんアメリカとも遊ぶさ
何回聴いても飽きる事は無く、
いつもドイツは演奏する度に 嬉しそうで、
こちらの心も浄化されるようだった
これを機にioもピアノを 少しだけだが弾いてみた
ドイツは軽そうに弾いていたが
実際の鍵盤は重く、
指は回らないし
音も思うように鳴らない
改めてドイツのあの演奏は 努力の賜物なんだと知った
一度、アメリカとも会わせてみた
案の定アメリカはフリーズ
最初はどちらとも驚いていたが、
やはり、それぞれの溢れ出る 性格というものか
アメリカは警戒していたけれど
顔見知りという範囲までは もっていけた。
その後アメリカは
「人間不信すぎて萎える…」
とかギャルなのかワケわからない事を言っていた。
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
イタリア
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
イタリア
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
イタリア
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
ドイツ
ドイツ
ドイツ
イタリア
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
イタリア
イタリア
ドイツ
イタリア
ドイツ
イタリア
イタリア
ドイツ
コメント
2件
私の栄養供給源(カンヒュ)は3割貴女です。 はいはいはいはい!!!!待ってましたからね〜!!!! この話平和(?)で可愛いから。 ドイツかわいい🥰 ピアノ弾けるのか… 楽器の才能ゼロなのですげ。 一瞬ビビるイタちゃんにヘタレの気質を感じたぜ… アメいなくても可愛いこの話…待ってるかんな‼︎(無理はしないで…)