テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

鏡国

第1話 - 1話

2023年01月09日

#ツイステ

#twistプラス

#オリキャラ登場

#ケイマコ

#鏡の国

🎀🌸マコト🌸🎀

主

説明とかめんどくさいから

主

早速始めるよ〜

真琴

雑っ

真琴

........

？

.........

なぜ私は、この謎の人に手を掴まれているのだろうか...

時は放課後に巻きもどる。

〜ポムフィオーレ寮〜

真琴

........

私はなぜか今、放課後に

ルークさんとお茶をしている。

なぜか... 誘われたんです。

強引に。

ルーク

どうしたのかな？
マコトくん(*^^*)

真琴

いや、「どうしたのかな？」じゃないですよ。(*^^*)

真琴

おかしくないですか？(*^^*)

ルーク

何がだい？(*^^*)

真琴

なぜ私は今、ここであなたとお茶してるんですか？ルークさん。(*^^*)

ルーク

私はただ、君とお茶をしたかっただけさ。
(*^^*)

真琴

ですが私は「結構です。」とキッパリ断ったはずですが？(*^^*)

ヴィル

あら、ずいぶんと楽しそうね。

真琴

これのどこがです？(*^^*)

ヴィル

目が笑ってないわよ。

真琴

それ数ヶ月前ユウちゃんにも同じことを言われました。(*^^*)(※暁のエンニチ参照)

私は、ヴィルさんが抱えていたファイルを見やる。

真琴

...これから、寮長会議ですか？

ヴィル

えぇ。まさかの緊急呼び出しよ。

ヴィル

じゃぁ、アタシ行くわね。

真琴

はい。頑張ってください。

真琴

(よく考えたら、私、ルークさんと少しずつ会話ができるようになってる気がする...)

真琴

(気づけば、あのハロウィーンから少しずつ話せてるよね...)(※新スケモン参照)

ルーク

マコトくん。

真琴

なんです？

ルーク

君は今、幸せかい？

真琴

え...？

ルーク

考えたら、君は元はこの世界の住人じゃない。違う世界から来た者だ。

ルーク

あまり慣れないこともあるだろう？

ルーク

ムシュー・マジカメ....ケイトくんと出会ってから、君は変わった。

ルーク

ケイトくんと時を過ごせて、幸せかい？

真琴

........

確かに... 私は変わった。

ううん...

変われた。

真琴

....はい。とても、幸せです。

真琴

時折、私がケイトと出逢わなければと思ったこともありました。

真琴

けど、ケイトがいてくれたから、私は変われた。

真琴

だから、とても幸せなんです...

ルーク

そうか...それは良かったよ。

ルークさんは、持っていたティーカップを置いて、私に言った。

ルーク

今日は早く帰ったほうがいい。

ルーク

今夜は、新月だからね。

真琴

...？

なぜ、そんな険しい顔をするんだろ...？

真琴

げっ、マジでもう少しで夜じゃん！

真琴

(でも...)

”今夜は、新月だからね。,,

真琴

(新月の夜に、何かあるのかな...？)

真琴

(何か危ないこととか...？)

真琴

(でも、それぐらいなら私でも回避できる...)

真琴

う〜ん...なんなんだろ...

？？？

あ！マコだ！

真琴

？？

真琴

あ、”レイア,,さん！

真琴

”リム,,さんも！

レイア

やほやほ〜！

リム

今から帰り？

真琴

はい。リムさんたちもですか？

レイア

うん！丁度やる事が終わったからね〜。

リム

ポムフィオーレ寮に繋がる鏡から出て来てたけど...何してたの？

真琴

ルークさんとお茶してました。

リム

副寮長と...？

レイア

さては、強引に誘われたね？w

真琴

よくわかったね...。

レイア

だってマコならいつも断るじゃんw

真琴

まぁ、そうだけど...。

真琴

あ、そうだ。ふたりに聞きたいことが...

レイア

いーよ！何が聞きたい？

私は、ふたりにルークさんが言っていたことを話した。

真琴

新月の夜に何かあったりするの？

レイア

新月...あ、そういえば今夜新月か。

リム

....もしかして、”あの詩,,のことかな...？

レイア

あ〜、アレか。

真琴

詩？

リム

”暗闇の中、鏡を覗き込んではいけないよ。,,

レイア

”黒いウサギに手招かれ、巣穴に落ちてしまうから。,,

真琴

え、何それ...？

リム

これは、2年生で習う詩なんだけど...

レイア

けーくんセンパイから聞いたよ。夜じゃないけど、マコは満月の日にここに来れたんだよね。

真琴

う、うん。

レイア

でも、この詩は逆。新月の夜は、”危ない世界に繋がる扉,,が開くんだよ。

真琴

危ない世界...？

リム

鏡国(きょうごく)のこと。

真琴

きょうごく...鏡の国？

リム

そう。どんな世界なのかは知らないけど、危ないって話で通ってる。

レイア

でもこれ、第2の詩って話だよ。

真琴

第2ってことは、第1の詩もあるの？

レイア

アタシたちもそう思って図書館で探したんだけど...

リム

どの本にも書かれてなくて...。

真琴

えぇ...何それ...。

真琴

教科書にも書いてなかったってこと？

レイア

うん...怪しすぎるよね...。

真琴

..........

真琴

(さすがに気になる...。)

真琴

(いったい何があるって言うんだろ...。)

リム

まぁ、あまり気にしない方が良いかもね。

真琴

あ、はい。

リム

だから、早く帰った方が良いよ。

レイア

そーそ。誤って巣穴に落ちないようにね〜。

真琴

落ちないし...💧

真琴

もうすっかり夜じゃん...。

真琴

.........。

真琴

(やっぱ寮に泊めてもらえば良かったかな...。)

真琴

(ケイトならOKしてくれてたかもだし。)

＿＿見つけた。アリス＿＿

＿＿オレのモノだ。＿＿

真琴

っ！！

真琴

........？

真琴

...何...？

真琴

(今、確かに声が...)

＿＿アリス＿＿

真琴

(アリスって...誰...？)

〜？？？〜

真琴

........。

＿＿こっちだ。アリス。＿＿

真琴

(この中に、何かがある...。)

真琴

暗っ...

真琴

.......誰かいるの？

真琴

......誰もいない...。

真琴

(じゃぁ、私を呼んだのは誰なの...？)

真琴

........？

真琴

これは...鏡...？

真琴

(誰か掃除でもしてたのかな...すごい綺麗...。)

真琴

(その上、とっても大きい鏡...。)

私は無意識に、その鏡に手をかざした。

その時...

真琴

！？！？

鏡から出てきた手がガシッと私の手を掴んだ。

真琴

ちょっ...っ！！

真琴

っ！！！！

そして私は、鏡の中へと連れ込まれた。

〜？？？〜

真琴

......えっ...

真琴

(ここ、どこ...？)

真琴

(私確か、鏡に吸い込まれて...いや、引っ張られてって言った方が正しいか...？)

？

.........来た...。

真琴

え？

真琴

(えっ...誰...？)

？

本当に.....来た...オレのアリス...。

そして、今に至る。

？

.......。

真琴

........あんた、誰？

ヴォーパル

ヴォーパル。
ヴォーパル・ブロット。

真琴

ヴォーパル...ブロット...。

ヴォーパルと名乗った人は何故かずっと私の腕を掴んでいる。

真琴

...えっと、手離してくれないかな？

真琴

痛いんだけど。

真琴

(結構、力あるなこの人...。)

ヴォーパル

.....イヤだ。

真琴

は？

ヴォーパルは、何故か余計に力を込めた。

真琴

ちょ、痛い痛い。折れるって。

真琴

折れはしないけど折れるって。

真琴

(というか、この人ひとりだけ？？)

真琴

(他の人はいないのかな...。)

〜ハーツラビュル寮〜

〜ケイトの部屋〜

ケイト

え！？帰ってない！？

その時ケイトは、監督生からの電話を出ていた。

監督生『はい...。遅れるって連絡もないし、電話しても出なくて...っ。』

監督生『そっちに...いるのかと思ってたんですけど... もしかして、いないんですか？？』

ケイト

いないし連絡もないよ...っ。

監督生『そうですか...どうしよ...っ。』

ケイト

...オレが探しに行くから、
監督生ちゃんは寮で待ってて。

監督生『.....はい。』

そうしてケイトは電話を切り、急いで部屋を出た。

ケイト

...........。

ケイト

(マジでどこに行ったんだよ...！)

ヴォーパル

..........。

真琴

...あのさ。

真琴

マジで離してくんない？

真琴

あと、徐々に力を込めんのやめて欲しいんだけど...。

ヴォーパル

イヤだ。

真琴

もうそれしか言わないじゃん...。

真琴

(でもこっちが振り払ってもなぁ...。)

真琴

(うっかり怪我とかさせたらヤだし...。)

真琴

(どうしよ...。)

＿＿マコト！！＿＿

真琴

！！

私は思わず、鏡の方に目を向ける。

真琴

.......ケイト...？

ヴォーパル

...........

真琴

ｽｩ〜...

私は思いっきり息を吸い込んで叫んだ。

真琴

ケイト！！！！

真琴

ここだよ！！鏡の中！！！

ヴォーパル

バッ！？おい！！

ヴォーパルの呼びかけなんかも聞かずに、何度も叫び続けた。

真琴

ケイト〜！！！！

そして...

ケイト

.......見つけた...。

真琴

！！

真琴

(来て...くれた...。)

ヴォーパル

んだよお前、出てけ。

ケイト

扉が開きっぱなしだったら入るよ普通。

ケイト

そんなに入って欲しくないなら扉くらい閉じなよ。

ヴォーパル

別にオレが開けた訳じゃねぇ。

ヴォーパル

新月になると必ず開くんだよ。

真琴

！！

”暗闇の中、鏡を覗き込んではいけないよ。,,

”黒いウサギに手招かれ、巣穴に落ちてしまうから。,,

真琴

(暗闇.....新月...。)

真琴

(黒いウサギがヴォーパルで、)

真琴

(巣穴は鏡国。)

真琴

(そういうことか。)

真琴

(確かに私も、鏡を覗き込んで、更に手をかざしてここに来ちゃった。)

真琴

(これは、私の不注意だ...。)

ケイト

それより、その手を離して欲しいんだけど。

ヴォーパル

イヤだ。

真琴

ケイト、この人に「離して」って言っても「イヤだ」しか帰ってこないよ...。

ケイト

...........。

真琴

(あ、面倒くさそうな顔してる...。💧)

ヴォーパル

とにかく、お前邪魔。

ヴォーパル

出てけよ。

ケイト

それはできないな〜。

ケイト

大切な人を置いて行くことはできないんでね。

ケイトは、ジワジワとヴォーパルに近づく。

ヴォーパル

こっち来んな！

ヴォーパルは、ケイトの前に魔法壁を貼る

真琴

！！

ケイト

！！

ケイト

(今、魔法石すら使ってなかった...。)

真琴

(まさかこの魔力、生まれつき...！？)

ケイト

(魔法壁は...壊すしかない。)

ヴォーパル

それ、触ると丸焦げになるからな。

ケイト

！？

真琴

ケイト！触らない方が良い！

ケイト

..........。

ケイト

舞い散る手札(スプリット・カード)

ヴォーパル

！！(分身魔法か...。)

ヴォーパル

(いやそれより....)

ヴォーパル

(なんでコイツ、平気で立ってられんだ...？)

真琴

？？

真琴

(3人...？いつもならもう少し多いのに...。)

その時...

ケイト

っ...

分身がトランプに変わり、ケイトはいきなり跪(ひざまづ)いた。

真琴

！？

真琴

ケイト！！

私は火事場の馬鹿力というモノで、ヴォーパルに掴まれていた手を振り払った。

ヴォーパル

なっ、おい！！

そして、ケイトに駆け寄った。

真琴

ケイト！大丈夫！？

真琴

もしかして、さっきあの壁に...！？

ケイト

いや、触ってはいない...。

真琴

え？

真琴

じゃぁ、どうして...っ

ケイト

ここに来てから、ちょっとダルいというか...。

ケイト

めまいがするっていうか...。

真琴

めまい...？なんで...。

ケイト

この世界、魔力に満ちてる...。

ケイト

さすがにこれは、身体に悪影響を与えられちゃうよね...っ...。

真琴

！！

真琴

(だからか。)

真琴

(どうりで私は平気な訳だ。)

真琴

(私は、自分の身体を滅茶苦茶に弄りまくって、血液に魔力が流れてる。)

このことを、『魔力回路』といいます。

真琴

(マジカルペンがない状態でも、私は魔法を使って戦える。)

真琴

(でもケイトは、マジカルペンがなければ、ただの人間。魔法使いじゃない。)

真琴

(身体が、魔力に耐えられないんだ。)

真琴

(リムさんたちが言ってた通り...)

真琴

(ここは...危険な世界だ。)

ケイト

それより、怪我はない...？

こんな時でも私の心配をするケイトに、胸が苦しくなる。

真琴

っ...大丈夫。

ケイト

そっか。

私は、ようやく落ち着いてきてケイトを抱きしめた。

真琴

(......ごめん。)

ヴォーパル

戻って来い！！

真琴

イヤだ！！

ヴォーパル

なんでだよ...っ！

ヴォーパルは、ゆっくりとこっちに近寄る。

真琴

！！

真琴

来ないでっ！！

ヴォーパル

っ......。

私が叫んだ時、ヴォーパルは一瞬、辛そうな顔をした。

真琴

.........聞きたいことがある。

真琴

私を狙う理由は何？

ヴォーパル

............

ヴォーパル

んなこと聞く必要あるか？

ヴォーパル

聞くまでもねぇだろ。

ヴォーパル

お前は、オレのモノなんだから。

そう、ヴォーパルは言った。

真琴

.......は？

ケイト

何...言ってんの...？

真琴

というか違うし。

真琴

いつ私が「あなたのものになります。」なんて言ったの？

真琴

勝手な妄想を吐き散らかさないで。

ヴォーパル

じゃぁ、今日からオレのモノになれ。

真琴

..........

真琴

(コイツ、何を考えているんだろ...)

真琴

(なんでそこまで私を欲しがる...？)

真琴

(聞き出すか...)

真琴

(でも今は...)

ケイト

..........

真琴

(ケイトを優先...。)

真琴

(...あ〜！なんでこんな時に頭が回らないの！？)

真琴

......断る、と言ったら？

ヴォーパル

..........

ヴォーパル

外の世界をぶっ壊す。

真琴

っ！！

ケイト

っ！！

真琴

(命の天秤(てんびん)...！？)

真琴

(私がここに残れば、ケイトもみんなも助かる。)

真琴

(逆に私が残らないって言ったら、普通の学園生活が...っ。)

真琴

(ダメだ。どちらも選べない...。)

真琴

(どうする...どうすれば...っ。)

真琴

.........考えさせて...もらえないかな...？

ケイト

！？

ヴォーパル

どのぐらい？

真琴

つ、次の新月まで考えさせて...。

真琴

いきなり言われても、頭が追いつかないし...。

真琴

だからお願い。今は見逃して。

ヴォーパル

！！

ケイト

！？

この時、私は初めてお館様以外の人に膝をついて頭を下げた。

真琴

このとおりです...。お願いします...。

ヴォーパル

............

ヴォーパル

...わかった。

ヴォーパル

次の新月なんてあっという間だしな。

ヴォーパル

待ってやる。

ヴォーパル

けど、もし来なかったら、この国の外に出て、何もかもぶっ壊す。

真琴

うん...。

ケイト

っ.....

真琴

行こう。ケイト。

ケイト

..........

こうして私たちは鏡国を後にした。

ヴォーパル

..........

1人残されたヴォーパルは、嬉しそうな顔をした。

やっと、欲しかったモノが手に入ると思ったからだ。

ヴォーパル

次の新月なんて、すぐに来るよな。

真琴

...........

ケイト

.............

ケイト

...もう大丈夫。ありがと。

真琴

本当に大丈夫なの？

ケイト

さっきよりはマシになった。

真琴

よかった。

真琴

..........

ケイト

............

真琴

(どうするか...。)

真琴

(私が鏡国に行けば、みんなは助かる。)

真琴

(正直、行きたくない。)

真琴

(でも行かないと、みんなが...っ。)

真琴

(...迷う必要なんてないと思いたい。)

真琴

(昔の私なら、迷わず鏡国に行ってたかもしれない。)

真琴

(でも、”恋,,を知ってしまった今の私じゃ...判断できない...っ。)

どうしたら良いの...。

ケイト

帰ろう。マコト。

ケイト

オンボロ寮に。

真琴

........うん。

〜オンボロ寮〜

〜談話室〜

真琴

.....ただいま。

監督生

真琴ちゃんっ！！

ユウちゃんが、私に抱きついてきた。

真琴

ユウちゃん...。

監督生

馬鹿！めっちゃ心配したんだから...っ！

監督生

どこか怪我とかしてないよね！？

監督生

骨は！？折ってない！？

真琴

大丈夫。無傷だよ。

真琴

心配かけてごめん。

監督生

本当だよ...。

真琴

グリムは？

監督生

部屋で寝てる。

真琴

そっか。

真琴

..........私、もう寝るね。

監督生

え、うん...。

ケイト

...........

監督生

...ケイト先輩、今日泊まっていきます？

ケイト

...うん。そうさせて貰えるかな。

監督生

もちろんですよ。

〜真琴の部屋〜

真琴

............

真琴

(私かみんな...どっちか選べってことでしょ...。)

真琴

(行きたくない...でも行かなくちゃ...じゃないとみんなが...。)

マコトは鏡を見ないで髪をとかしている。

真琴

............

真琴

(鏡を見るのが怖いなんてね...。)

真琴

やだなぁ...。

真琴

(やっぱり、戦わなきゃなのかな...？)

真琴

(でも、もしそれで被害が...。)

真琴

..........あ...。

真琴

私、いつも間にか...。

弱くなった...？

真琴

.............

ケイト

何してるの？

真琴

......考え事。

真琴

というか、前髪下ろしたんだ。

ケイト

まぁ、寝るつもりだったし。

真琴

もしかして、制服のまま寝るつもりなの？w

ケイト

別に良いでしょwあの時みたいにまた制服で寝ちゃえばw

真琴

でも、あの時は前髪下ろしてなかったじゃんw

ケイト

ソレはソレ。コレはコレ。

真琴

なにそれw

真琴

というか、メイク落としなよ。

ケイト

後でね。

ケイト

.........

ケイト

...髪、梳かすよ。

真琴

あ、じゃあお願い。

ケイトが髪を梳かしてくれている。

真琴

ありがとうね。

ケイト

全然良いよ。

ケイト

........

ケイト

ねぇ...なんで鏡見ないの？

真琴

えっ...。

真琴

..........

ケイト

...怖いなら、目瞑っとけば良いよ。

ケイト

そうすれば、少しは楽になると思うし。

真琴

..........

ケイト

...はい。

ケイト

終わったよ。

真琴

ありがとう。

真琴

(ヘアピンつけよ...。)

真琴

(最近、前髪伸びてきたからなぁ...。)

真琴

(そろそろ切るべきか...。)

ケイト

...ねぇ。

ケイト

ヘアピンつけたら、こっち来て。

真琴

え、うん。

真琴

！！

真琴

ど、どうしたのイキナリ...。

ケイト

.........怖かった。

真琴

えっ...？

ケイト

マコトが、どこか遠くに行っちゃう気がして...。

ケイト

とても、怖かった...。

真琴

.........。

真琴

(そっか...。)

怖いのは、ケイトも同じなんだ...。

真琴

ごめん。

真琴

私、ダメだね。

真琴

ケイトの言う通り、私...一瞬だけ、遠くに行こうとしてた。

真琴

でも、大丈夫。

真琴

ケイトのおかげで今、気が変わった。

真琴

私は、戦う。

真琴

アイツに...ヴォーパルに勝つ。

真琴

勝って、今までの普通の生活に戻すから。

真琴

だから...

真琴

安心して。

ケイト

......

真琴

............。

真琴

...今日は、もう寝よ。

ケイト

...そうだね。

そうして、私たちは眠りについた。

真琴

...........

ケイト

...ｽｩ......ｽｩ...

真琴

(どっちの道が...)

正しいんだろう。

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

🎀🌸マコト🌸🎀

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

鏡国

第1話 - 1話

作者の他の作品すべて見る

#ツイステの新着小説
一覧

関連するタグ

鏡国

第1話 - 1話

作者の他の作品すべて見る

#ツイステの新着小説一覧

関連するタグ

#ツイステの新着小説
一覧