ハンガー
俺はハンガー。洗濯屋をしている。
昔は故郷の村に店を構えていたが、今は世界中を旅しながら、様々な理由で洗濯のできない人たちの手伝いをしている。
だが今日は3年ぶりに故郷の村に帰ってきた。
洗濯バサミ
ハンガー
村の入り口で呆けていた俺の元に駆け寄ってきたこいつは洗濯バサミ。
まだ村にいた頃、俺の洗濯に惹かれて弟子入りしてきた。
洗濯バサミ
洗濯バサミ
バサミの目は潤んでいて今にも泣き出しそうだ。 俺のことをずっと心配してくれていたんだろう。
ハンガー
そういってバサミの頭を撫でた。 当たり前だが昔よりもずっと背が伸びていて、時の流れを実感した。
村のみんなとも再会を済ませた俺は、村長が開いてくれた『おかえりパーティー』で食事を楽しんでいた。
村のおばあさん
ハンガー
村のおばあさん
村のおばあさん
昔は俺のサポートくらいしかできなかったバサミが、俺のいない間に洗濯屋として立派に成長したらしい。
俺はそれがすごく嬉しかった。
村のおばあさん
ハンガー
俺は3年ぶりの自宅に戻ってすぐに眠りについた。
ハンガー
俺は違和感を感じて目を覚ました。
そこは自宅ではなく真っ暗な牢屋のような場所だった
ハンガー
見覚えのない場所に困惑しながらも、とりあえず立ちあがろうとして気づいた。
拘束されている
腕と足に頑丈そうな手錠をつけられている。 ご丁寧なことに、手錠の先は壁に繋がれていて、部屋の中の移動さえ不可能にされていた。
自分の置かれた状況を把握した途端、身体中から一気に冷や汗が出る感覚がした。
このままではまずい!
必死に手錠を破壊しようともがくが、ガシャガシャと金属音がするだけで壊れる気配は一切ない。
洗濯バサミ
ハンガー
暗闇の中から灯りを手にした洗濯バサミが現れた。
ハンガー
洗濯バサミ
ハンガー
バサミは灯りを置くと俺の顔をそっと撫でながら言った。
洗濯バサミ
バリカタ(作者)
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