このストーリーは 全てフィクションです
戸鳴
僕
気圧のせいだと思う
多分すぐ治るよ
戸鳴
戸鳴
僕
話しかけるな お前のせいでこうなってんだ
俺はお前が嫌いだ お前さえ居なければ 俺はもっと輝けるのに
僕
リーダーになる
僕
しっかりしてるから
僕
俺の事を
好きになる
僕
みんなに慕われて
彼女もできる
僕
僕
僕
叶わないんだな
僕
僕
皆に認めてもらうために
どうしたらいいんだろう
僕
僕
何を言ってもダメなんだ
僕
合わしてやるしかない
僕
合わせてやる
僕
分かりやすいように
病弱であるアピールをしよう
僕
僕
僕
僕
バタッ
広院
僕
戸鳴
広院
僕
僕
それは違うだろ?
僕
お前が欲しいのは そんなものか?
僕
まだ分からないか… ククク…
僕
僕
僕
戸鳴
いいザマだな…ククク…
保健室
広院
僕
声が大きいって
広院
戸鳴
ひと安心〜
僕
大丈夫?
僕
僕
とりあえずゆっくり休んだ方がいいね
おやすみ
戸鳴
また来るね
広院
僕
ありがと
僕
にしても曇りが続くな…
全くいいお天気なことで
こいつ、俺の体調の事を 嘘だと思ってるのか…? 舐めやがって
僕
おやすみ
早く治してくれよ、リーダー
腹が立つけど俺の方が上だから 我慢してやらないと… とりあえず既読だけつけるか
夢の中
僕
戸鳴
広院
僕
広院
戸鳴
任してー
僕
僕
僕
僕
僕
ひたすら転がして拡大評価して
自分を過大評価してるってことに
うわああああああ! 黙れ黙れ黙れ黙れ!
でも俺だって皆だってこうなる可能性はあるんだよな…
僕
俺が人に誇れるものなんてない 分かってるさ でも…俺だって…
僕
皆に好かれたい…
戸鳴
広院
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
広院
戸鳴
そうだ…怖い… 傷つくのが怖い… 立ち向かいたくない…
戸鳴
広院
戸鳴
広院
僕
僕
僕
でももう大丈夫
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
僕
もう良さそうだな… 気づいてるとは思うが お前が笑ってると思っていた影は お前自身だったんだ せいぜいもう二度と笑われぬよう 気をつけることだな…
隣にいる あいつのほうが 優れてるなんてわかりきってる 別に珍しいことじゃないね この世界では いつものことで 影は今日も 背中で笑う 僕の見たい景色の邪魔をする 見えるものなんて一つもない ありきたりな願いを探してる 今日は 全国的に曇りで 汚泥のように 流れてく皮肉 毎日のように すれ違う人 僕と彼らと何が違うのだ 自信なんてものがあると思う? 心の中はいつだって暗い たまに感じる幸せだって 飴のように溶けては消えてゆく 僕の中にある世界は いつだって誇れるものはなくて あるのは 嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬 誰に誇れるのだろう わかってたんだいつだって 才能感性努力名誉 選ばれし者 なんて言って 実は 挑むことが怖い それだけだよ そのことに気づいたなら もうやることは決まってるだろ せめて吠える獣のように 僕の牙で 噛みついてやれ いつだって壁は立ち塞がって 僕の景色の邪魔をするけど それがどうした 回り道は飽きた きっと今日は越えられる日 青いって言われたってそれでも 信じてみたいって思ったんだ 僕の見たい景色のその先の 未来ってやつを手に入れるため 僕の牙で噛みついてやれ
終
半年前 カラオケ
木場
僕
(さりげなく評価とフォローする俺TUEEEE)
緋色
八光
僕
(できるだけヨイショしててやろう)
緋色
木場
八光
僕
僕
僕
今の「さすが」は 上手く相手を褒められている、という 自分に対しての言葉か?
僕
お前もなかなか傲慢だな 今どの立場で喋っていた? リーダー?王様?権力者? なんにせよ虚しいな ククク…
僕
木場
僕
僕
僕
八光
僕
やっぱさすがだわ
やはりお前は面白いやつだ 自分が勝てないとわかると評価側に回る そうして同じ土俵から降りることで 延々と一番で居続ける、か
僕
僕
僕
木場
僕
なんでもないよ
ククク… お前は最高だなぁ…荒枝… しばらくは楽しませてもらうぞ…
僕
(俺はお前なんだよなあ…) (自業自得ってやつか)
僕
オギャー!オギャー!
僕
僕
僕
木場
僕