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天界の使いと悪の魔使い
どちらも、自分の方が偉大な魔力の持ち主だと争っていました。
でも結局お互いに年老いていき, 眠り果て もう競い合うことはなくなってしまいました。
数年後にお互いの孫二人が 勝負をしていましたが
結局勝敗がつきませんでした。
そしてまた数十年後。
二人は年老いてきました。
もう腰の限界だったり、肺の限界だったり
二人とも一人ずつ、なにかしらの病気を 患っていました。
そして二人はお互いに先が長くないこと、 また勝負ができるかすらもわからないこと
それをお互いに伝え合い、 決着をつけようと決めました。
そして二人は
魔力の限界が来るまで 出し尽くしました。
まるで今生かされている 生命の全てを注ぎ込むかのように。
そして決着がつきました。
二人がお互いを認めたのです。
死ぬ間際になってからだが、 と話し始めた天界の使いの孫は
「一生を共に争える奴がいてよかった。 先に行くから待ってろよ。 儂が迎えに来るから。」 と
述べました。 その言葉の通り、悪の魔使いの孫は 残り数時間もない生命を保ちました。
そしてようやく、天界の使いの孫が 迎えに来ました。
一生を捧げ先祖の競い事を終わらせた 彼らは天界の使いの孫の故郷へと 旅をしに行きました。