小さい頃の木兎
えへへっ
赤葦
(でも、木兎さんには彼女がいる…)
赤葦
(それに、木兎さんが覚えているという確証がない…)
赤葦
(それでも、木兎さんのことを好きでいたいなぁ〜)
木兎
?赤葦?
赤葦
木兎さん
木兎
?
赤葦
貴方が好きです。
木兎
え?
赤葦
困りますよね。急にこんなこと言われても嬉しくないですよね。男に言われても
赤葦
彼女だっているのに
赤葦
だから、返事は要りません。
僕の気持ちを伝えたかっただけですので。
僕の気持ちを伝えたかっただけですので。
木兎
うん
赤葦
それでも良ければ、これからも僕をそばに置いといてすれますか?
木兎
もちろんだよ。
赤葦
良かった…
木兎
じゃ、行くね。
赤葦
はい。
ガラガラガラ
木兎
はぁ、あかーし…
木兎
ごめんね…
木兎
約束したのに…
赤葦
言っちゃった〜まあ、いっか
赤葦
(少し寝ようかな…)
赤葦
( - - *)ウトウト
ブーブー
赤葦
ん?電話?
赤葦
(母さんだ)
赤葦
もしもし
赤葦の母
あ、もしもし?京治
赤葦
どうしたの?
赤葦の母
それがね、父さんの転勤が決まって
赤葦
え?
それからの話は頭に入ってこなかった いや、聞きたくなかっただけかもしれない 木兎さんに思いを伝えたばかりだったから
赤葦の母
貴方には本当に悪いと思ってるわ
でも、仕方ないのごめんね
でも、仕方ないのごめんね
赤葦
うん。良いよ。気にしないで







