不老不死

朝、目が覚めて感じたのは

嫌な予感

俺は起き上がって周りを見る

しゃけがいない

先に起きたのか、？

リビングに向かったけどしゃけはいなかった

代わりに机の上に不自然に残ってる紙

俺はそれを読んだ

みんなへ 突然でごめん。俺はこの家から出ていく 理由は言えない、ただ俺の問題なんだ 急に5人だけになって不安だと思う、 だけどお前らなら大丈夫。 強くなれ 強くなって自分のやりたいことをやれ 俺の願いはそれだけだ 頑張れよ

PS.あの村にはお前らに手出ししないよう言っておいた、何かあれば俺の名前使っていいよ

なんだそれ…

俺の問題…俺らといると何か嫌なことがあった？？

強くなれ…強くなって何するのさ、俺たちはやりたいことなんて

やりたいこと……なんて、

やりたいことなんて、しゃけを捕まえて二度と俺らから離れたくないって思わせること

お前らなら5人だけで大丈夫？んなわけがねぇ

俺らには助けてくれたお前が必要なんだ

あれから数年

あの後皆に紙を見せて俺の意見を言う

当然のように皆賛成

その後から剣や銃など

俺らが思うしゃけの言っていた強いになるため

俺らは吐くくらい努力した

そんな俺らは今軍隊として働いてる

基地はもちろん、しゃけの家だったここ

だけど5人以外誰もいれたくないから幹部専用にして隣に大きい建物を作って

そこに兵士達に住んでもらってる

そして俺は総統として生きていた

しゃけがいなくてもここは賑やかだ

でもしゃけも居てほしい

きんときの前ではそう元気よく言ったもののやっぱり不安

もし見つからなかったら？

このまましゃけにお礼も何も出来ないまま俺らが死んだら？

そんな考えが常に頭にある

俺らが軍隊として生きてる理由はしゃけを見つけやすい職業だから

でも実際は全然見つからなくて

俺らと出会う前のようにただ1人で森の中で住んでいたらと思うと

今すぐ傍に行ってずっと一緒にいると伝えたい

不老不死の男について