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高校1年の冬
6時になっていないが暗い街
肌を刺すような冷風が吹く。
足を揃えて歩いていると
遠くで光っているものに目が行く
煽ってるかのように走って行くうり
言葉を遮られたと思ったら
目の前に何かを差し出す
綺麗な瞳で私を見つめる
いつもこーやってイジってくる
優しい時はとことん優しいのに。
喋り過ぎて話題がなくなってしまう。
ほんのり赤く染まった頬を膨らませながら私は答える
と言いながら私の手を引く。
うりは深く呼吸をする
本当に、?!
まるで私の心の声が聞こえたかのように頷くうり。
この楽しい時間がいつまでも続けばいいのに。