俺を...見てよ

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ⏰

良いとも言えない、悪いとも言えない

ただただ普通の生活が始まる

普通と言っても「あの落ちこぼれか」との目で見られるだけ

シーン

親は、俺が子役を辞めた時にどこかに行った

生きてるか、ﾀﾋんだかなにも知らない

いつも、期待をして挨拶をするが

返されることも...親が帰ってくることもない

いつもの事だけど...寂しい

子役時代に、自分で料理を作る役をやった事があったので

飯を作る事は、苦労してない

たまに、思う時がある

何もない、いつもの日常が繰り返すだけ

さっさと、支度を終わらせ

家を出る

誰もいないけど、とりあえず「行って来ます」は言う

俺が帰ってくる頃には、親が帰ってくれてる事を願って

しかし、一度も帰って来たことはない

学校につき、靴箱を開ける

いつも、何通かラブレターが入っている

大抵こう言う奴は、顔目当てだ

所詮顔が良ければ皆んな惚れる

汚い世界だ

特に、教室に行っても何もないので、俺は寝る

有無を言わせぬ笑顔で言った

余計なお世話だわｯ！

どこにいても、同じだろ

うるさい人気俳優達を置いて、また眠りにつくのだった

よく寝たぁ~

ｶﾞﾀﾝｯ

俺は、びっくりしすぎて椅子から落ちた

だってさ!?起きたら右に「おはよう」のとびきり笑顔

左には、「いい夢見れた？」のとびっきり笑顔

刺激が強すぎる

席↓

こさめ　すち　みこと らん　なつ　いるま

優先順位おかしくね？

らんが、こさめの肩を掴む