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朝日が登り少しづつ部屋が 明るくなっていく
時計は朝の9時辺りを示している
藤澤
大森
藤澤
大森
藤澤は大森の頭に少し触る 再び名前を呼ぶ
藤澤
大森
藤澤の胸に顔を埋めていた 大森が顔を上げる
相変わらず藤澤を見つめる瞳は 空っぽのままだ
藤澤
大森
藤澤
藤澤
大森
大森
大森
大森
大森はゆっくりとした発音で話して すぐに藤澤の胸に顔を埋めた
藤澤
藤澤
藤澤は何か持って来ようかと 立ち上がろうとする
大森
大森はぎゅと藤澤の服を掴む
大森
藤澤
藤澤
大森
藤澤
藤澤
藤澤は腕の中の大森の様子をみる
あと1時間程で 準備を始めないといけない
藤澤
藤澤
大森
藤澤
大森
大森は顔を埋めたまま返事をする
藤澤
藤澤
大森
大森
今回は少しだけ 体温のある声が帰ってくる
藤澤
藤澤
藤澤は内心、無理やりでも 止めようか迷う
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤
今日休んでしまうと今後の スケジュールが厳しくなってしまう
そうなると辛いのは大森自身だ
藤澤はどうしようか考えたが 結論は出なかった
…
10時30分になると 大森のスマホのアラームが鳴った
藤澤
藤澤はアラームを止める
藤澤
大森
大森がゆっくりと顔を上げる
藤澤
藤澤
大森は身体を起こして ベットの端に座った
大森
藤澤
藤澤
大森
大森が上の服をつまんで引っ張る
今の服は寝巻きと言うよりも 部屋着という感じだ
確かにこのまま外に出ても 違和感は少ないだろう
藤澤
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤は大森の前に座って 立ち膝を着く
藤澤
大森
藤澤はズボンに指をかけて 膝まで下ろした
太ももの包帯やガーゼを取っていく
藤澤
藤澤
化膿はしてないようだ 昨日の消毒で抑えられたのだろう
藤澤
藤澤は清潔なガーゼに消毒液を 染み込ませて傷口を拭いた
藤澤
大森
大森
藤澤
大森は傷口を拭く様子を ぼんやりと見ているだけだ
気を使っているわけではなく 本当に何も感じないのだろう
藤澤
大森はこれ以上 心を傷つけないようにしているのだ
その反動で痛みや感覚が 鈍感になっているのだろう
藤澤
大森
藤澤は傷口の消毒を行って 再び丁寧に包帯を巻いた
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
大森
藤澤
藤澤は大森の鞄を持ってくる
藤澤
大森
大森
大森
大森
藤澤
大森
藤澤
藤澤
藤澤はリビングに向かう 野菜室からバナナを取り出す
藤澤
ついでに櫛も持ってきて 再び寝室に戻る
大森
藤澤
大森
藤澤は後ろから大森の髪を梳かす
藤澤
藤澤
こんな時だが癖のない サラサラとした髪を眺めてしまう
大森
大森
藤澤
藤澤
大森
大森は首を振る
藤澤
藤澤は大森の表情が 見えるように前に移動する
藤澤
大森
大森
表情を見ようとするが目が合わない
藤澤
大森
大森は瞳だけ動かして藤澤を見る
藤澤
大森
大森
藤澤
藤澤
大森
大森
大森
藤澤
藤澤
藤澤
大森
藤澤
大森
大森
大森
藤澤はやっと 大森と目が合った気がした
藤澤
大森
藤澤
藤澤
藤澤はバナナを大森に見せる
大森
大森
藤澤
藤澤
藤澤
今日の仕事は収録だけだが 若井にも久しぶりに会う日だ
話すことも沢山あるだろう 体力も使うはずだ
藤澤
すると大森のスマホが鳴った
マネージャーのLINE画面
マネージャー(高瀬)
藤澤が代わりに返信をしておく
藤澤
藤澤
大森
藤澤
大森
大森
大森はゆっくりと立ち上がる
大森
大森
藤澤
藤澤
大森
大森
藤澤
藤澤は右手で大森の左手を握る
大森
藤澤
大森
大森
2人は玄関に向かう