花織
んぁぁぁ
ゆかり
どしたの花織
花織
ゆかりぃぃぃ
ゆかり
だからなに?
花織
好きな人に振り向いてもらえないよぉ…!!
ゆかり
それはどんまい
花織
いや冷た!!
花織
もっと労れし!
ゆかり
うるさいなー
ゆかり
デートとか誘ったら?
花織
なんかそういうの興味無さそうなんだもん、
ゆかり
花織から誘われて嬉しくないやつなんかいる?
花織
なにそのモテモテの友達に話しかけるみたいな文章は
ゆかり
事実でしょ
花織
事実じゃないでしょ
花織
確かにお兄ちゃんは、モテてんだかなんだ知らないけど、私モテたことないよ
ゆかり
ほんとかよ
花織
ほんとだよ今までほとんど告白されたことない
ゆかり
へー、以外
花織
よく言われるー笑
ゆかり
は?うざ笑
花織
嘘だよ笑
私は及川花織(かおる) モテモテ(?)の兄貴をもつ平凡な妹です。 そんな私は、お兄ちゃんの幼なじみでもある 岩泉一に密かに好意を寄せています。 ですが、あの人は鈍感なんだか知らないけど 全然気づく気配もなく、辛い日々を送っています。そんな私の恋の物語でございます。
部活
花織
えっと、
ドンッ
花織
わぁ、!?
岩泉
お、
転びそうになった私の体を支えてくれた
花織
わ、あ、ごめん、!ありがとう
岩泉
大丈夫か?
岩泉
気をつけて歩けよ
一くんは去り際に私の頭をポンポンっと2回軽く叩いた。
花織
!?
きっと一くんは私の事友達の妹、ましてや自分の妹とでも思っているのだろうか
花織
……なんなの、
及川徹
花織〜?
及川徹
え、?
及川徹
顔怖っ!
花織
うるせーハゲ
及川徹
ハゲてないよ!?
及川徹
決して!決してね!?
花織
はいはい
花織
(好きな人とかいるのかな…)
花織
(お兄ちゃんになら、聞ける、かな)
花織
(いや、)
回想
及川徹
えー!?!?
及川徹
花織岩ちゃんのこと好きなの!?
及川徹
まぁじぃ!?!?
及川徹
嘘でしょ?!笑
及川徹
やめた方がいいってあんなゴリラ!!
及川徹
ねー!岩ちゃーん聞いてよー!
花織
(なんかムカつくからやめとこ)
国見
花織、!
花織
え?なに?
国見
監督呼んでるよ
花織
え、うそ
国見
まじ
花織
はーい
帰宅
及川徹
花織ー?
及川徹
帰るよー
花織
んー、あ、ちょっと待って、!
花織
(靴履けない、!)
片足で靴を履こうと頑張っていると、転びそうになってしまった
岩泉
っと、!
そんな転びそうな私を一くんはキャッチしてくれた
花織
わ、ご、ごめん!!
岩泉
大丈夫かー?
岩泉
さっきからなんかボーッとしすぎじゃね?
岩泉
なんかあった?
花織
別になにもないよ
花織
ありがとう
岩泉
ふーん
及川徹
ねー!!2人とも帰るよ!???
岩泉
うるせ
及川徹
いったい!!なんでよ!!
岩泉
花織?帰るぞ
花織
あ、うん!
花織
(やっぱり、何考えてるかよくわかんないよ)
一くん







