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花梨
148
そうして、研二と恋人になった。
萩原研二
昼休み。 教室のドアから、研二が顔を出す。 女子たちがざわつく。
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
いたたまれなくて、深緒は机に突っ伏した。 研二は気にせず近づいてくる。
萩原研二
松田深緒
お昼に研二が来るのは始めてだった。 なんで今日に限ってお弁当忘れちゃったんだろう。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
研二の手には私が忘れたお弁当があった。
松田深緒
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
お弁当を受けとる。
その時。研二の指が、軽く深緒の手を撫でた。
松田深緒
萩原研二
絶対わざと。なのに研二は涼しい顔してる。
松田深緒
萩原研二
モブ
モブ
モブ
松田深緒
萩原研二
ジロリと研二の方をにらむ
モブ
モブ
松田深緒
萩原研二
萩原研二
遮ぎる様にして、研二が言った。
松田深緒
深緒が目を丸くする。研二は笑ったまま。
萩原研二
松田深緒
モブ
モブ
そう言って友達は去って行った
松田深緒
松田深緒
萩原研二
萩原研二
松田深緒
放課後。 校門を出る。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
それ以上聞けなかった。 夕焼けのオレンジ色の光が2人を照らした。並んだ影が長い。
萩原研二
萩原研二
不意に、研二が聞いた。
松田深緒
松田深緒
変なことを言ったつもりは無かった。けれど変答がない。 恐る恐る隣を見上げた。
萩原研二
研二は目を見開いていて、 驚いたような、それでいてどこか嬉しそうな顔をしていた。
松田深緒
萩原研二
そう言いながら、研二は深緒の肩に腕を乗せる。
松田深緒
一気に距離が近くなる。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
笑ってる。でも、すぐに真面目な顔になった。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
萩原研二
松田深緒
すぐにお昼の出来事が頭に浮かんだ。
松田深緒
萩原研二
萩原研二
松田深緒
松田深緒
萩原研二
即答だった。
松田深緒
松田深緒
松田深緒
深緒は満面の笑みを浮かべた。
萩原研二
松田深緒
松田深緒
松田深緒
松田深緒
松田深緒
萩原研二
松田深緒
松田深緒
研二が少しだけ目を丸くした。
萩原研二
次の瞬間。不意に手を掴まれた。
松田深緒
引き寄せられる。 気づけば、距離がすぐ近くにあった。
さっきまで肩に乗っていた腕とは違う。 まるで、逃がさないというかのような力。 深緒の心臓が跳ねる。
松田深緒
萩原研二
さっきまでより、ずっと低い声。 研二の目が真っ直ぐ深緒を見る。
萩原研二
繋いだままの手を少し持ち上げて言う。
萩原研二
松田深緒
思わず吹き出す。
松田深緒
萩原研二
萩原研二
松田深緒
夕陽が落ちる。オレンジ色の光が、研二の横顔を照らしていた。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
松田深緒
萩原研二
さらっと言う。でも、耳は少し赤い。 深緒はそれに気づいてしまって、余計に胸が苦しくなる。
松田深緒
萩原研二
松田深緒
ぴたり。研二が固まった。そして顔をそらす。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒
萩原研二
研二が少し視線を落とす。絡めた指に、ぎゅっと力が入る。
萩原研二
その声は、思ったよりずっと真っ直ぐだった。
萩原研二
松田深緒
研二が笑う。優しい顔。
萩原研二
松田深緒
その言葉が、胸の奥を強く叩く。 深緒は少しだけ俯いた。 それから。 繋いだ手を、自分から握り返す。 研二が目を丸くする。
松田深緒
小さい声。 でもちゃんと届いた。 そして数秒経ち、研二が顔を覆う。
萩原研二
松田深緒
萩原研二
松田深緒