こちらはすまないスクールの二次創作です。 あいら様からリクエストいただきました、マネーが怪我して皆に心配されるお話になります。リクエストくださりありがとうございました。
そして投稿が遅れてしまい大半申し訳ありませんでした。言い訳しますと絵描いたり文章スランプになりかけていたりその他諸々の事態が重なっておりました。 そして今後もスローペースになるかと思います。
鈍足投稿となりますが、それでもよければ気長にお待ちくださると幸いです。それでは本編どうぞ、お楽しみいただけたら嬉しいです。
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
ここはお馴染みのすまないスクール。その地下にはすまない先生や生徒たちが集って作戦を練るための会議室が設けられている。
その隣には仮眠を取るための休憩室があるのだが、現在すまない先生含め生徒たち全員が揃っている。なぜかというと……
すまない先生
ミスターマネー
ミスター銀さん
ハァー!!!と勢いよく起きあがろうとするミスターマネーを慌てて押し返すミスター銀さん。マネーの身体には包帯が巻き付けられており、顔色もあまり良くない。
何故こうなったかというと、先日課外授業で遠出をした際立ち寄った村に訪れたのだが、運悪く襲撃者に見舞われてしまったのである。
即座に臨戦態勢に入った一同だったがあろうことかミスターマネーが前線に飛び出してしまい、その身に猛毒の矢を受け更に後頭部にも一撃を受けてしまったのである。
幸いミスターブラックの適切な応急処置、そしてすまない先生と他の生徒たちの立ち回りにより大事には至らなかったが、マネーは解毒と治癒のためこうしてベッドに押し込まれているのである。
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
ミスターブルー
ミスターバナナ
口々に生徒たちに己の言動を咎められ、眉間に皺を寄せるマネー。特に厳しい物言いをするミスターバナナだが、彼含め皆マネーのことを心配しての言葉である。
ミスターマネーはむくれ顔、どこかバツが悪そうな顔でそっぽを向いている。今回は無謀なことをしたと自分でもわかっているのだろう。
すまない先生
ミスターレッド
今なお起きあがろうとするマネーを優しく押し留め、ベッドの横で待機している部下にもしっかり見ていて欲しいと伝えるすまない先生。部下の目元は赤く潤んでいる。
ベッドに押し戻されたマネーが仏頂面で教室に戻る皆を見送る。何人かは心配そうにこちらを振り返っている。 最後にブラックが休憩室から抜け出そうとしたところで、マネーの方へ振り返った。
ミスターブラック
ではお大事に、とブラックは最後に言い残して休憩室を去って行った。
部下
ミスターマネー
部下
部下がマネーに予定表を差し出す。普段であればいつものようにこなしてしまうのだが、今のマネーは重症患者だ。とてもじゃないがこれらを全て回るのは無理だろうし、なによりも敬愛する主人のことを考えるなら今は休ませるべきだと部下は考えている。
ミスターマネー
部下
頼んだぞ、とマネーは予定表を部下に渡して下がらせる。ベッドで一人きりになったマネーは手持ち無沙汰で天井を眺める。
ハァー!!!と叫びそうになるが、あまり大声を出すと怪我に響くので我慢するしかない。怪我をするのは慣れていても、痛いものは痛いのだ。
ミスターマネー
数時間後、あまりの退屈さに耐えかねたミスターマネーは部下を数名呼び出してトランプに耽っていた。最後のババを引いたマネーがベッドにひっくり返ったところで、休憩室の扉が開かれた。
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターマネー
ミスター銀さん
遠慮なく座るが良いと言いかけたところで、ミスター赤ちゃんが勢いよくマネーの上にのしかかる。マネーはカエルの潰れるようなうめき声をあげて腹を抑える。
ミスターマネー
ミスター赤ちゃん
ニカッと笑う赤ちゃんはサッとミルクを差し出す。お見舞いの品なのだろう、ここでミルクをチョイスするあたり赤ちゃんらしいなと思う。
ミスターマネー
ミスター赤ちゃん
唇を尖らせてミルクを受け取るマネー。俺は安くないと言いつつもあっさり絆されてしまうマネーであった。
それを見ていたレッドとブルーも、あいつちょろいな……などど言う始末。
ミスターブルー
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスターマネー
腹に乗って脇腹を労るように撫でてくる赤ちゃんを抱きかかえて、マネーはブルーたちの方に目を向ける。抱っこされた赤ちゃんは今度は頭の包帯に手を伸ばしている。
ミスターブルー
ミスターマネー
ブルーから受け取った果物を、早速部下が剥いて切り分ける。赤ちゃんを降ろしたマネーがそれを手にしようとしたが、それより先に赤ちゃんが横から皿を取る。
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
りんごを刺したフォークを差し出す赤ちゃんに、笑顔を浮かべながら口を開くマネー。歳の離れた兄弟のような微笑ましい光景である。差し出されたりんごを齧ろうとしたところでりんごがスッと消える。
ミスターマネー
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
ミスターレッド
ミスターブルー
いたずらっ子のような笑顔を浮かべながら、ブルーはレッドの方を叩く。レッドが用意した、という突然のカミングアウトにレッドが固まり、マネーは咀嚼したまま目を見開いてレッドの顔を見つめている。
ミスター銀さん
ミスターレッド
ミスターマネー
ミスターレッド
…などとじゃれ合っていると、休憩室の扉がふたたび開かれた。失礼しますと入ってきたのはマネーの部下であるメイドだ。メイドは食事を乗せたトレーを抱えている。
ミスターマネー
ミスター銀さん
ミスターブルー
苦笑いを浮かべるメイドを見送る面々。メイドが休憩室を出る直前、赤ちゃんがいつものナンパをかますがあっさり突っぱねられて撃沈するのであった。
ミスター赤ちゃん
ミスターレッド
ミスター赤ちゃん
昼食を食べ終えて暫くした頃。ミスターマネーは学校の中庭を散策していた。勿論部下の付き添いもあってだが。部下に車椅子を引いてもらうマネーは、見舞い品のバナナとミルクを抱えている。そして付き添いはもう一人…
ミスターバナナ
ミスターマネー
そう言いながらにこにことバナナを頬張るマネー。そんな彼を見つめる部下の目は穏やかだ。付き添いに来たバナナも心なしか上機嫌である。
房を分けて二人にもバナナを分け与えるミスターマネーは、横を走り抜ける生徒を目で追いかけている。しかし自分の足に視線を下ろした途端は不満げに顔を顰めてしまう。
ミスターマネー
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターバナナ
ミスターマネー
上半身だけでじたばたともがくが、危ないですよと即座に部下に取り押さえられるミスターマネー。むくれ顔のまま残りのバナナを頬張っている。
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターバナナ
バナナは栄養があるからいくらでも食べて構わないがな、と付け足して受け取ったバナナを頬張るミスターバナナ。共食い、と危うく言いかけたのをミスターマネーは堪えてミルクに口をつける。
部下
ミスターバナナ
ミスターマネー
ミスターバナナのレシピと聞いて、マネーはパッと顔を上げた。目を輝かせて見上げてくるマネーに、かしこまりましたと答える部下も笑顔になる。
頭上でレシピについて話し合う2人の声を聞きながら、マネーはストローでミルクを吸っている。今は怪我をして自由に動けない、それなのに楽しくて仕方がないのは皆が普段より優しいからだろうか。
ミスターマネー
調子外れな鼻歌を歌いながら再び中庭を見回す。心地よい日差しが差し込む中庭は目に優しい色合いの花が並び、見ているだけで心が癒されるようだ。
ミスターマネー
部下
ミスターマネー
部下
ミスターバナナ
ミスターマネー
では引き続き視察を頼む、そう告げてミスターマネーは通話を切る。
部下とバナナに付き添われて散歩に出ていたマネーは休憩室に戻った後、視察に向かっていた部下から電話を受けていた。施設の子供達は元気なようで、うち数名が里親の元へ引き取られたとのことだった。
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
現在休憩室にいるのはすまない先生とミスターマネーの2人のみである。部下は呼び出しを受けたので抜け出している。
連絡を受けた時には主人から離れることをかなり躊躇っていたが、すまない先生がマネーを見ておくと説得したこととマネーに早く行けと一喝されたことで渋々承諾した模様。
すまない先生
ミスターマネー
すまない先生
突然ベッドに倒れ込んだミスターマネーに、思わず椅子から立ち上がるすまない先生。マネーの顔は赤くなっており、額に手を当てると熱くなっていた。
ミスターマネー
すまない先生
寝ていれば治ると強がるマネーだが、怪我をしている上に発熱となると流石に辛そうだ。すまない先生は急いで水とタオルを用意し、濡れタオルを額に当てる。
部下
すまない先生
部下
ミスターマネー
すまない先生
丁度部下が戻ってきたので、すまない先生はマネーを部下に任せて休憩室を後にする。
すまない先生
急いでブラックを呼びに行かねば、とすまない先生はエレベーターに駆け込んだ。
クスクス………
???
???
クスクスクス………
???
すまない先生
ミスターブラック
そう言ってミスターブラックはマネーを見やる。マネーは眠っているが苦しそうにうめき声を上げており、眉間には皺をよわせている。その横では部下が額の汗を拭っている。
休憩室にはすまない先生とミスターブラック、そしてマネーの部下と様子を見にきた生徒が全員揃っている。
ミスターマネー
すまない先生
ミスターマネー
うっすらと目を開けるマネーに皆一斉に駆け寄る。マネーの目はやや虚ろだが、皆が集まっていたのが嬉しいのか少しだけ笑って見える。しかし…
ミスター銀さん
ミスターマネー
ミスター赤ちゃん
ミスター赤ちゃんに指摘されてようやく気づいたのだろう。目からぽろぽろ溢れる涙を指先で拭う。
ミスターマネー
ミスターブルー
ミスターレッド
皆呆れたような口ぶりだがこちらを心配しているのはわかる。だが人一倍プライドの高いこの男は、自分の泣きっ面を見られたことが認められなくて、こんな時にまで見栄を張って平気なふりをしてしまう。
ミスターブラック
マネーの半身を支えながら、ブラックはゼリー状の液体と一緒に錠剤をマネーの口に流し込む。ひんやりとしたゼリーが喉を通る感覚にぞわっと鳥肌が立つ。
ミスターブラック
冷静にポーションの効果を分析しているようだが、マネーのプライドの高さを理解しているブラックなりの配慮なのかもしれない。もしかしたら本当にただの分析かもしれないが。
だけど…ブラックのいう通りなら、締め付けられるように痛む胸もさっきまで見ていた夢も、言い難い心細さも、全部薬のせいなら…少しだけ。
ミスターマネー
すまない先生
ミスターバナナ
ミスターマネー
爪を立てて身体を抑えるマネーの手をそっと引き離し、代わりに優しく身をさする。普段からは想像もつかないほど弱々しいマネーの手を、先生はぎゅっと握る。
すまない先生
ミスターマネー
目を覚まして時計を見る。朝7時。もう朝か…そう思いながら半身を起こすと体が軽い。昨晩の倦怠感も傷の痛みも消えている。
周りを見渡すと、昨晩集まっていた生徒達が各々のベッドに横になり静かに寝息を立てている。赤ちゃんだけは何故か腹の上に乗っているが。そして…
すまない先生
朝食であろうサンドイッチを乗せたお盆を抱えて、すまない先生が休憩室に入ってきた。その隣にはマネー直属の部下が、マネーのためのお粥を持っている。
ミスターマネー
部下
ミスターマネー
すまない先生
笑顔で礼を言うマネーにすまない先生はホッと胸を撫で下ろす。いつもの調子に戻ったマネーは、大泣きする部下に呆れつつも労いの言葉をかけている。
ミスター赤ちゃん
ミスターマネー
ミスターレッド
ミスターブラック
ミスターバナナ
ミスター銀さん
ミスターブルー
ミスターマネーの大声に次々と起き上がる生徒たち。ミスターバナナは無言でロケットランチャーを取り出していたが。
ミスターマネー
校庭に並ぶ先生や生徒たちを前に、マネーは例の言葉を述べる。偉そうに踏ん反り返っているのはいつものことだ。
ミスター赤ちゃん
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスター銀さん
ミスターマネー
ミスターバナナ
ミスターマネー
抗議するバナナに言い返すマネーの頭には、新しいたんこぶが煙を上げている。全く…とぼやきながらたんこぶを手のひらで押し込める、なんてことができるのはこの男くらいだろう。
ミスターブラック
すまない先生
ミスターマネー
なんてやりとりをするすまないスクールの先生と生徒たちである。いつもの光景でありつつも、彼らの表情はどこか安心しているように見える。
各自へのお礼が決まったところで黒塗りの高級車が校門の前に止まる。マネーの部下が迎えに来たようだ。
ミスターマネー
すまない先生
マネーが乗った車を見送ったところで、先生たちも解散する。全く最後まで騒がしいくらい元気な奴だ、そう笑い合いながら。
ミスターマネー
部下
すまない先生
ミスターブラック
すまない先生
???
通話
00:00
すまない先生
すまない先生
ミスターブラック
コメント
39件
ミスターマネー様?!さすがにやばい………
治っても結局戻るんかい!( `・д・)っ))
顔が変わっているという素晴らしい工夫!