テラーノベル
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突く度に揺れる尻は赤く火照りまるで桃のようだ。はっはっと吐き出される息は酸素を求める。湧き出す汗は体温の調節を図る。どれもこれも生きている証だ。俺はそれがとても憎い。生きている限り莉犬のストーリーは俺以外の人間が映る。そんなものお前には不適切だ。俺はお前に呪われた。一目惚れだった。惹き付けられた。お前しか見れない、呪いにかかったんだ。不公平だろ。 ならお前の頭の中も。俺で埋まっちまえ。 「ぁ..ぐ..」 ぐき..゛と音が鳴りそうなほど首を締める。爪が肉に刺さって血が滲んだ。暖かい血が首を伝う。脈が手に伝う。生きてる。死ね。死んじまえ。最後は俺だ。俺だけを見ろ。そして死ね ぱち..ぱちゅっ.. 「ぅ..っ..ん゛..うーっう!..ぐ..♡」 ひくひくと動く目。その中で揺れる瞳は俺を突き刺す。はくはくと閉開する口はまるで助けを求めているようだ。首を締めている本人に。酷く興奮した。こちらまで死んでしまいそうだった。血が騒ぐ。これからもずっと愛してやる。だからお前も俺だけを.. へにゃりと力が抜けた四肢。虚ろな目。半端に降りた瞼にキスをする。ぴくりとも動かない体をひしと抱いて腰を振る。ちぅ..ちぅ..と唇に吸い付きながら中で達した。陰茎を抜くとこぽりと白濁液が溢れてくる。穴はひくりとも動かない。「起きてくれ」なんて..どうして俺は願っているのだろうか。 俺達のストーリーはこんなはずじゃなかった。
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