拝啓、川崎鷹也様へ
梅雨時、僕は貴方に告白をしました。
昔から病弱だった貴方の身体は悪化していくのを、
吐瀉物の中に血が混じっていたのを、見た上で。
鷹也もそう長くは生きられないでしょ?
生きれても残り半年でしょうか。
僕は貴方を守ってあげないといけない。
虐めを受けている事、精神的な病気を持っている事
それを言ってもなお、貴方は僕の傍に居てくれた。
僕はいつも「 頑張れ、頑張れ 」
と無責任な言葉を投げ掛けましたね。
僕は貴方の苦しみを何も分かってあげられないから
せめて、頑張れという言葉を、
無責任な言葉を、
貴方に飾りたかった。
でも少し、疲れてしまったから。
僕は永久に眠るよ。
でも僕は待っているから。
君がくれた太陽を、
僕という月で隠れない様に。
またね、僕の太陽。
谷勇輝より







