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夏帆
美々子
夏帆
美々子
美々子は、最近ため息ばかりのあたしにそう提案した。
夏帆
美々子
夏帆
美々子
夏帆
釈然としないうちにお昼はやって来て、あたし達は保健室に鍵を取りに行った。
保健の先生
美々子
夏帆
美々子
あたしはまだ納得しないまま、美々子の後に続き、廊下へ行こうとしたが、ふと顔が影でよく見えない保健の先生に問うた。
夏帆
保健の先生
夏帆
保健の先生
夏帆
よく聞こえなくて、聞き返そうとしたら、美々子に腕を引かれた。
美々子
夏帆
スイスイと登っていく美々子に流石は元サッカー部の部長だなぁと、感心した。 彼女は昔からサッカーを得意としていて、運動神経はいいほうだった…。
夏帆
屋上のドアを美々子が開け、1歩入った時だった、
???
女子の声がどこからが聞こえる。 見渡すが、屋上には、自分と美々子しか存在しない。
何でもするから許してくれって言ったのお前だろ! ○○!
夏帆
取り巻き達のまくし立てや、笑い声が耳にこびりついて離れない。 そうだ、確かあの日は、もう限界になって、何されてもいいやってヤケになってたんた。 そしたら…、
「ねぇ、みみこ。アンタが突き落としなよ?」
取り巻きの1人がそう提案した。 その言葉に、彼女は一言、名案、と微笑んだ。
夏帆
美々子中心に、視界が歪む、 コーヒーの中にいれたミルクの方にグルグルと歪み、視界は黒くなっていく。
嫌だ、せっかく…。 せっかくまた美々子と仲良く出来たのに。
美々子
視界はグルグルと闇に巻かれ、あたしは、目を覚ました。
次に視界に入ったのは、真っ白な壁。 つーんと鼻を指す医薬品の匂い。 だが、視界が緑がかっている。 近くでブクブクと泡が浮いている。 身体は動かない。 きっとずっと横になっていたからだろう。
夏帆
幼なじみだった美々子と中学生まで仲が良かった。しかし、 彼女が好きになった人があたしに告白してきた。 あたしは断ったけど、美々子はショックで…、 妬まれて…
高校も同じところだったから、それから取り巻きも増えていき…、 とうとう屋上から落とされた。
ヒートアップしたイジメは…、 私を殺した。 いや、起きたのだから、殺せなかった。
あぁ、何も変わらない。 私はまたイジメの中生きていかなければならない。 何を楽しみに? 何を…、求めて? 恋人だって、幼なじみだって、家庭だって…。将来の夢だって、何も無いのに。
夏帆
そう呟くと、スっとドアが開き、白衣の1人の青年が聞いた
?
夏帆
夢では顔まで分からなかったが、確かに話し方、間合いの取り方、雰囲気が先生だった。 夢の中でしかああったこと無いから存在してる訳ないのに。
?
夏帆
?
夏帆
?
?
そう、罰が悪そうに彼は鏡をこちらに向けた。
そこに映ったのは、
かつて夏帆だったもの
?
そこに映っていたものは、脳みそから2つの血管が伸びその各々が眼球に繋がっていた。 奇妙な怪物だった。
かつて夏帆だったもの
暴れようにも暴れられるものがない、思考しかない。 もう、何も無い。 から、 気兼ねなく決断出来た。
夏帆