テラーノベル
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声が聞こえる。 優しくて穏やかな……女性の声だ。
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女性は白いベールのようなもので顔を隠していた。だが、何故かその声だけで惹かれてしまう。
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脚本家……?
その疑問に答えるように女性は言う。
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その時、女性が微笑んだ気がした
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病院でいつものように目が覚めた
タカ
少年は頭を抑えながら体を起こす。 あれは時折見る夢だ。 悪夢が続いた日に見る夢。
それでも嫌なことは頭にこべりついて離れない
少年の名はタカ。
ここは山奥にある廃病院。数年前に一夜にしてタカ以外の人間が消えた。だが、それがニュースになることはなかった。まるで最初からなかった物のように誰も覚えていない
だが、そんなことはタカにとってどうでもよかった。
嬉しいまである。誰もタカと対等に接しようとしなかったからだ。
タカ
タカ
そう呟いたあと、ベッドから降りる
いつも通りの朝をすごす
服を着て、肌身離さず持っているお守りを首にかけた
ピチャ
水の音が聞こえた 近くて…遠い
病室から廊下へ出ると水たまりがあった それが点々と続いていた
興味本位でタカはその水たまりを辿っていった
ほとんど崩壊しかけている東棟から西棟に続く外通路を通って西棟にたどり着く
行き止まり 当たり前だが、水溜まりもそこで 途切れていた
だが、最後の水溜まりだけ他のものより一回り…二回り…いや、四回り大きかった
タカ
呆れたように鼻を鳴らす
タカ
だが、普段から代わり映えのない 生活を送っているタカにとって これは特別なものだった
子供心をくすぐられたのか、水溜まりの前にしゃがみこみ片手でパシャパシャ触る
タカ
タカ
我に返って立ち上がる
後ろに振り返って戻ろうとしたその時、ホースのような水の流れが横切る
タカ
その行き先を見ると先程遊んでいた 水溜まりだ
タカ
言葉を失っていると次々と水が集まってくる。出処を見ると、辿ってきた水溜まりだった。
タカ
流れてくる水を掴もうとするが、意志を持っているのか上手く避けられた。
ゾワゾワッ
タカ
タカ
水が止まったかと思うと、水の扉が出来上がっていた
ドゴォッ
頬を思い切り殴る。
それだけでは飽き足らず壁に頭をぶつけた。だが、タカが視線を話した後炎のように静かに燃え、血痕は消えた
額からは真っ赤な血が流れており、頬を殴った影響で口からも血が垂れていた
すると、自身の手についた水もウニョウニョという効果音がなりそうな動きをしだした。
タカ
だが、それは扉に向かっていくことなく鍵となった。
それを目の当たりにしたタカは 顔が蒼白になる
タカ
引きつった顔で扉に向かう
ドンドン
タカ
ビチャビチャ
思い切り扉をノックするが、水が跳ね返ってくるだけで返事はない
困り果てた。この現状から逃げ出そうか?
そう思ったとき、鍵がタカの手から離れ 宙を移動する。
すると鍵穴にささり、ガチャンと音がした
扉が開かれた
だが、中は真っ白で何も見えない
タカ
タカ
後ずさると、いつの間にか足元に水が浸っておりそれが紐のように伸びてタカを捕縛した
タカ
次の瞬間扉に投げ込まれる
タカ
ビュオオ オォォォォ ォォォォォ……
タカ
落ちている。目を閉じていて見えないが、そんな感覚がする
恐る恐る目を開くと広大な大陸が広がっていた
タカ
タカ
下を見るとキクラデス様式のような建物が広がっていた
あ、あれ……他の患者の家族が置いていった旅行雑誌にあったやつと似てる…
タカ
タカ
そんなことを考えてる暇なんてない。 …よくよく考えたらこの状況では落下死してしまう。
再び顔が青ざめた
その瞬間、首にかけたお守りについている鈴が音を鳴らす。普段はどれだけ振っても音は鳴らなかったのに。
チャリンっ
すると、真下が海に変わった。というよりも、タカ自身が瞬間移動したということなのだろう
だが、海に変わったところで落下は免れない。勢いよく海にダイブする
バッシャーーーーンッ!!!
大きな水柱がたった
バッシャーーーーン……
?????
?????
ザザーン……
ザザーン…
タカは浜辺に流されていた
タカ
タカ
震える体を起こそうとするタカの視界に肌の白い手が写った
?????
その人物は優しく手を差し伸べ、タカに太陽の光が差さらないように立った。
タカは差し伸べられた手を取ろうとする
タカ
だが、名前を聞かれた途端待ってましたと言わんばかりに手を引っこめる
ボスッ
タカの手が行き場をなくし砂浜に落ちる
ティアーズ
ティアーズ
胸に手を当てて、まるでステージに立つ演者のようにクルクルと回りながら自己紹介をする
タカ
仕方なく小さく震えながらも自分で起きあがり、砂を払う
ティアーズ
空を指さす
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
自分の生活を思い返す
タカ
タカ
タカ
タカ
タカ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズはタカの事をじとっとした目で見つめ、すこし考えたあと、なにか思いついたのか人差し指を立てる
ティアーズ
ティアーズ
タカ
タカの言葉を遮る
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズはニヤニヤしながらタカに肩をくっつける
タカ
タカ
タカの言葉を無視する
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカの腕を掴んで連れていこうとする。
だが、タカは腕を引っ込め掴めないようにした。何かを思い出してしまいそうで不本意にも避けてしまった。
タカ
ティアーズ
タカ
タカ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカに向かって手を差し出す。
ティアーズ
タカ
パーーンっ!!
ティアーズの差し出してきた手を叩く
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカの手を引っ張る
ティアーズ
タカ
自分を掴んでいるティアーズの手を見る
タカ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
周りを見てみると確かに水路が多くあり、船を使って移動していたり、船の上で商売をしていたり、なんとあの階段を降りると海底都市にも行けるという……まさに水と共に生活しているようだ。
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズが足を止める
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ宅
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
周りを見ると見ると、キラキラと光っている水晶の紐がカーテンに取り付けられ、棚には海の砂や貝殻、シーグラスが飾られていた
後ろからニョキっと現れる
ティアーズ
タカ
ティアーズ
先程まで子供のような表情だったティアーズは何か思い出を思い返して急に大人びたような表情をした。
タカ
ティアーズ
タカ
浴室に向かう。
ティアーズ
風に揺れる水晶を撫でる
〜
〜
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズが台所にたって冷茶を入れる
壁にあるレバーを引くと宙に魔法陣のような平たい円が現れ、そこから水が注がれる
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
レバーを上にあげる
ティアーズ
自信満々に説明しようとするが、 急に黙りこむ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
机にお茶を置いた
タカ
タカ
ティアーズの前には水が置かれていた
ティアーズ
ティアーズ
タカ
タカがグラスに鼻を寄せて匂いを嗅ぐ
タカ
ティアーズ
タカ
恐る恐る飲む
タカ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
席をたって部屋を出ていったかと思うと、大量の資料を持って帰ってくる
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
得意げにウィンクを見せつけてくるが、イマイチ信用ならない
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
パンッと手を叩く
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
資料を机に広げると、1本の巨木が入口となった図書館の絵が載っていた
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
指をパチンッと鳴らす
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
ウッキウキで旅行雑誌をめくる
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
…真面目な表情をした後にバンッと机を叩きながら立ち上がる
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
タカに手を出す
ティアーズ
ティアーズ
タカ
相手が詰まっている様子を見てため息をついたあとに一言放つ
タカ
ティアーズ
ティアーズ
ティアーズ
タカ
ティアーズ
タカ
タカ
タカ
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フカミズさん、第1話拝読しました!冒頭の夢のシーンから、水の鍵や扉の出現、そして異世界転移と、一気に引き込まれました。特にティアーズの掴みどころのない感じと、ぶっきらぼうだけどどこか寂しげなタカの対比がすごく良いですね。「僕の名前を付けたのは誰だ?」というラストの伏線が気になりすぎます…!続きが楽しみです🌷