○○
……馬鹿みたい、…
私の片想い人生。
J・K
なーにやつれた顔してんだい
○○
……んん…
J・K
可愛いじゃん
○○
ばか
T・H
あんまり○○ちゃんを苛めんな(笑)
T・H
ジョングガは俺と遊ぶだろ??
○○
せん、ぱいっ…
その高い鼻
パッチりとした目
長い手足。
グクの後ろからの現れた先輩、
先輩への想い
伝わりますように。
J・K
いやですよ。
J・K
俺は○○と遊びます
T・H
生意気だなぁ(笑)
○○
わ、わ、私
○○
ひ、一人で帰りますっ
T・H
え、
J・K
だめ
J・K
おれと帰って
T・H
……うぅ…
○○
え、先輩は、良いんですか?
T・H
…3人で帰るか…
晴れた日の放課後
誰も居ない教室に、一人。
浮かない顔をして切なく笑う○○。
あぁ、きっと
先輩の事で悩んでいるんだろう。
俺にすれば良いのに。
J・K
三人、ね、…
○○
じ、じゃ、帰りますかっ
T・H
れっつご~
J・K
……
2人が教室を出ていくのを見届ける。
J・K
情けないなぁ。
2人で帰りたかった。
T・H
…グクとはどう??
○○
へっ??
○○
あー、…っと
○○
良い感じです(?)
T・H
ははっ、そっか
T・H
仲良いもんね
○○
はいっ…
ジョングクと仲良い○○ちゃんと昇降口まで。
なんでだろう。
どうしてだろう。
モヤモヤする。
自分でも、不思議に思った。
こんなに、可愛い子供っぽい人を好きになるなんて。
年下のくせに
俺を沈めないで。
大好きだよ。
ジョングガ。
伝わるわけないこの想いを喉に引っ掻けて
後ろからついてきたグガを見て 切ない気持ちになっていった。