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如月桃真
如月桃真
夕日が登る放課後
ふたりきりの教室
それがこいつじゃなかったらどれほどよかったか
遠野天音
遠野天音
遠野天音
はじまりは今日の朝
如月桃真
1限目まで時間のあった俺、如月桃真（きさらぎとうま）は、屋上でのんびりしていた
如月桃真
俺が呼ぼうとしている遠野天音（とおのあまね）は俺の親友だったはずのやつだ
男子生徒
椎名莉子
如月桃真
如月桃真
如月桃真
心の中でそうツッコんだ俺は入り口の影に急いで隠れた
如月桃真
そう思いながらも俺は逃げようとは思わなかった
男子生徒
男子生徒
だろうな
如月桃真
今告白されている椎名莉子（しいなりこ）は少しグレて友達の少ない俺に優しく話しかけてくれた数少ない友達
そして、 俺の想い人
椎名莉子
如月桃真
椎名莉子
そういって二人はキスをした
如月桃真
フラれるだろうと思ってた
まだ俺のがマシだって
心の中で思ってた
如月桃真
椎名莉子
如月桃真
如月桃真
如月桃真
如月桃真
椎名莉子
まじかこいつ
椎名莉子
男子生徒
二人はパタパタと階段を降りていった
如月桃真
如月桃真
我慢していた感情は一気にこみ上げてきた
如月桃真
遠野天音
如月桃真
遠野天音
遠野天音
如月桃真
遠野天音
遠野天音
如月桃真
遠野天音
如月桃真
遠野天音
如月桃真
遠野天音
如月桃真
遠野天音
遠野天音
如月桃真
遠野天音
こいつってこんないいやつだっけ
惚れるぞ
それからは世間話をした
如月桃真
如月桃真
遠野天音
如月桃真
遠野天音
そういって天音は優しく微笑んだ
ろう
ろう
ろう
ろう
如月桃真
遠野天音
ろう
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