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帰り道
綾小路 一花
今日、遊びに行ってもいい？
橋本 亮馬
いいよ
橋本 亮馬
まだ片付いてないとこあるけど
綾小路 一花
じゃあ片付け手伝うよ
橋本 亮馬
ほんと？助かる
橋本 亮馬
ありがと
綾小路 一花
それにしても、席が隣ってすごい偶然だね
綾小路 一花
しかも亮馬くんモテモテじゃん
橋本 亮馬
一花もね
綾小路 一花
あれモテてるって言うのかな
橋本 亮馬
言うよ。多分。
綾小路 一花
そうかな
綾小路 一花
そうだね
亮馬の家
綾小路 一花
お邪魔しマース
橋本 亮馬
上がって
綾小路 一花
わあ、広いね、亮馬くんのへや
橋本 亮馬
そう？
綾小路 一花
そしてダンボールが積み上がってる
橋本 亮馬
・・・(๑¯ω¯๑💧)
橋本 亮馬
この部屋もだけど、向こうの部屋にまだ未開封のダンボールが沢山あるから、
橋本 亮馬
そっち手伝って欲しいんだけど
綾小路 一花
おkおk
亮馬の家
橋本 亮馬
ここはね、書庫
橋本 亮馬
うちの家族みんな、俺も含めて読書大好きだから、
橋本 亮馬
本が1000冊くらいいや、もっとあるかも
綾小路 一花
うちもおんなじ
綾小路 一花
読書できるのは幸せなんだけど、こういう時、大変だよね
橋本 亮馬
うん
橋本 亮馬
しかも、うちは本の入ったダンボール、まだ1個も開けてないんだよね。
橋本 亮馬
必要だったり、お気に入りだったりする本は自分のダンボールに入れて持ってきたから
橋本 亮馬
だから、手伝ってくんない？
綾小路 一花
いいよ！本だいすき！
橋本 亮馬
ありがと
橋本 亮馬
ダンボール上の方から開けて行って
綾小路 一花
はーい
綾小路 一花
うわぁー！ここには歴史の本がたっぷり〜！
綾小路 一花
新撰組の本だ！
綾小路 一花
｢新撰組顛末記」
綾小路 一花
｢沖田家文書」
橋本 亮馬
新選組好きなの？
綾小路 一花
いや・・・まあね
橋本 亮馬
俺は副長すき土方歳三
綾小路 一花
わ、私は1番隊組長！沖田総司が好き
橋本 亮馬
沖田総司かっこいいもんね
綾小路 一花
ひ、土方さんも好き！函館戦争かっこよかったし
綾小路 一花
うち、ダンダラ羽織持ってるよ
綾小路 一花
京都いった時に買った
綾小路 一花
壬生寺人多かったな
橋本 亮馬
歴史上の人物ナンバーワンは？
綾小路 一花
真田幸村しか勝たん！
橋本 亮馬
あは、分かるw
綾小路 一花
いけなみ池波正太郎さんの｢真田太平記」って読んだ？
橋本 亮馬
読んだ！
橋本 亮馬
確か、うちに全巻あるよ
橋本 亮馬
そのダンボールかその下にあるんじゃない？
綾小路 一花
幸村がかっこよかったんだよね、あれ
橋本 亮馬
上田攻めでしょ
綾小路 一花
それ！
綾小路 一花
徳川軍の追い払い方とか、あれ誰も思いつかないよ！
綾小路 一花
城から丸太を落とすって
橋本 亮馬
だよね。
綾小路 一花
あ、あったー！
綾小路 一花
私３巻が一番好きなんだ
綾小路 一花
｢上田攻め」
橋本 亮馬
ああ、幸村かっこいいもんね
綾小路 一花
うん！
片付け終了
綾小路 一花
終わったあ！
綾小路 一花
はあ〜、すっかり遅くなったね〜
橋本 亮馬
うん。
橋本 亮馬
真っ暗じゃん
綾小路 一花
じゃ、そろそろ帰るね
橋本 亮馬
おくるよ
綾小路 一花
お隣なのに？？
橋本 亮馬
危ないじゃん
綾小路 一花
わーい、ありがと♡
一花の家の前
綾小路 一花
送ってくれてありがと！
橋本 亮馬
うん
橋本 亮馬
（ん………？）
橋本 亮馬
（あれは………？）
橋本 亮馬
一花
綾小路 一花
ん？
橋本 亮馬
チュッ
綾小路 一花
！？！？
橋本 亮馬
出てきたらどうだ？
橋本 亮馬
俺たちはこんな関係なんだ
橋本 亮馬
悪いが、俺に恋するのはやめて頂こうか
綾小路 一花
え？
大久保 紀香
なんで？
大久保 紀香
恋をするのは人の自然な感情。 私はあなたに恋したの何が悪いの？失恋しても諦めずに…諦めずに頑張ってる私を、あんたはなんとも思わないの？
橋本 亮馬
ああ、諦めない心だけはすごいな
橋本 亮馬
だが俺がお前には一生振り返らないよ？
大久保 紀香
その言葉、後で後悔することになるわ
大久保 紀香
私が世界一のいい女になるから
大久保 紀香
あんたは今にあたしに惚れることになるのよ
大久保 紀香
いちか、幸せも今のうちね
綾小路 一花
？？？？？？？
大久保 紀香
|)彡 ｻｯ
橋本 亮馬
………悪かったな
橋本 亮馬
あれファーストキス？
綾小路 一花
うん、、、まあね
綾小路 一花
でもいいの
橋本 亮馬
ごめん…ごめん
綾小路 一花
なんでそんなに謝る？
綾小路 一花
亮馬くんは私を守ってくれたんでしょ？
橋本 亮馬
そうだな。俺はお前を守ったんだな
橋本 亮馬
じゃあ。また明日学校で
橋本 亮馬
むかえにくるから
綾小路 一花
え？
橋本 亮馬
ううん、なんでもない
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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