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一個目のミッションクリア

どぬく

お疲れ様。
ここのチームのミッションは他のチームとは違うから戸惑ったでしょ?

管理人

確かに…

どぬく

でも…程々にね。
管理人、あなたはたくさんの事を学んできたでしょ。

管理人

そうだな

どぬく

けどな
今までやってきた分だけ…職員の命を延命できる

どぬく

悪い事は言いません。
それ以上は求めないで。

どぬく

別に…管理人の考えを理解できないって訳ではないです。

管理人

どうゆう事だ?

どぬく

管理人はこの会社を、この場所をいい方向に変えたいと思ってるんでしょ

どぬく

けどね…ここはな。
僕が守った森と同じ様な感じなんだ

管理人

森?

どぬく

…変な例えだったかな。
でも僕はそんな例えで納得が出来るのです。

どぬく

表面だけ優しくても…内面は…って感じ
お互いに後腐れはないと思うよ

管理人

???

どぬく

管理人。
あなたも同じです

どぬく

ここで頑張ることなんて…無いんです

管理人

いや…頑張った方がいい

どぬく

…そうですね…。
その考えも尊重しますよ

どぬく

けどね…僕がやった様に…やり過ぎはダメだ。
いずれ後悔するからね。

二つ目のミッションクリア

どぬく

今回も成功ですか。

どぬく

…フェリルに褒められたいのか?

どぬく

まぁ…彼の考えは僕には分からないけど。

どぬく

僕はこの仕事は好きだったよ。
部門管理ってゆう仕事にね

どぬく

昔のように振る舞えば全てが良くなるから

どぬく

僕達は寝る必要は無いんだけどね…。

どぬく

一回は僕が管理するって言った時もあったな…。

どぬく

職員達が危険な仕事をするなんて見てられないんだよ

どぬく

今考えると…馬鹿げた話だよな…。

管理人

そうか?

どぬく

…なのに今は気怠くなってるって?

どぬく

…わかりませんね。

回想

三つ目のミッションクリア

シナタ

どぬくー?
この前のアブノーマリティ脱走であなたの職員が8人死んでじゃった件ですが…。

シナタ

職員達から懇願があったの…。
廊下の一部を封鎖して欲しいの。
まだ廊下に未回収の体の部位があったみたい

どぬく

そうか。
通行止めして罰鳥に迂回するように案内してもらうね。

どぬく

…ごめん。
管理人…聞いてましたか?
少し忙しくなるので行ってきます

管理人

…頑張って

どぬく

…そんな目で見ないでくれ…守りきれなかった僕たちも悪いからな

どぬく

今頃のあの所の山田くんが喰ってくれてる。
それにあのアブノーマリティにやられたんだろう。

どぬく

苦しまずに済んだと思うよ

三つ目のミッションクリア

どぬく

結構頑張ってますね

どぬく

僕は疲れたよ…。
仕事が立て続けで3羽も疲れてますし。

どぬく

それぞれ明確な役割で割り振ってるんだけど…それでも楽では無いな

どぬく

罰鳥が職員の指示
大鳥がアブノーマリティの管理の補佐
審判鳥が鎮圧の手伝いをしてる

管理人

頑張ってるんだな

どぬく

けど…これの一つでもかけた瞬間…

どぬく

全ての職員が容赦なく残酷な目に遭う

どぬく

僕にも決められた役割があるんだよね

どぬく

気に入らないけど…決定事項だからな

どぬく

だから待つだけだ

管理人

何をだ?

どぬく

「原始」があるなら「終末」があるから

どぬく

フェリルが計画する全てが終わる…その時までね

回想

どぬく

それに…僕は知ってるんだ。
アブノーマリティは人を「退社」させる度にエネルギー効率が上がるって…フェリルから聞いたんだ

どぬく

管理人…あなたには僕はどう見えますか?

どぬく

ただの狐の人間に見えるか?

管理人

まぁな

どぬく

けど…この姿では見えないからな

どぬく

昔の自分が見てたら…「クソッタレが…そんなんで森を守れるわけがねぇだろ!」って…言ってるだろうな

四つ目のミッションクリア

どぬく

…。
静かですか?

どぬく

空虚だけが広がっている

どぬく

管理人は、早くに目覚めて、夜明けの通りを歩いた事はある?

管理人

いや…無いな

どぬく

この瞬間を外の世界の一日に例えると…。
今は夜明けだろうね

どぬく

管理時間では無い時は…クリフォト抑止力でアブノーマリティは眠ってる。
ここにいる3羽と懲戒チームの山田…それとあと下層の5体以外はな

どぬく

そろそろ職員達は自分の命をかけたギャンブルを始めると思うよ

どぬく

抑止力が弱まると…その力が目覚めるんだ

どぬく

いまだに信じ難いよ…この空虚な場所が阿鼻叫喚の絶望に沈むって事を…。

呼んだー?

どぬく

呼んで無い。

管理人

だれ?

どぬく

下層のセフィアブノマの1人だ

管理人

セフィアブノマ?

どぬく

セフィラの補佐をするアブノーマリティだ。

どぬく

この静けさがずっと続けて欲しいよ
光を求めるようにね

どぬく

おっと…そろそろ職員達が目覚めるね。
3羽ともー!
仕事開始してねー!

どぬく

…たまに媚びてくる人が居るけど…。
なにもでませんから

どぬく

けど…職員は僕らをいいセフィラって言ってる

どぬく

状況に合わせて適切に対処してるからね

どぬく

規則を守ったり…新しい誰かが、ここをもっと良い場所に変えようと同調するのも…。

どぬく

一歩下がると…こう見えるんだよね

どぬく

「これに何の意味があるんだ?」

どぬく

ってね
…どうせ死んでしまうなら
…死んだ蝶の葬儀のように安らかに逝かせてあげたい…。

どぬく

けど…最も大きな嘘を隠してるままなんだ

どぬく

職員達の前でいい人を演じてるだけなんだ

どぬく

フェリルも知ってるよ

どぬく

どうせ…僕が言おうとしても3羽の誰かが止めると思うよ

どぬく

3羽はここの職員を仲間と思っていてな…口出しはしたく無いんだよ

どぬく

だから僕はフェリルの仕事に手を貸してるんだ

ビー!ビー!

のあ

ねぇ!
緊急事態だよ!
状況は聞いてるよね!?
アブノーマリティ達が制御不能になってます!

のあ

原因不明ですが…まずは状況の制御して!

どぬく

珍しいね…のあ。
僕と話す時は少し苛立ってるのに

のあ

そりゃ…そうですよ。
そっちの職員達は貴方の事を尊敬してる。
死んだら可哀想でしょ。

のあ

それにクリフォト抑止力をコントロールできるでしょ?

のあ

今すぐクリフォト抑止力をあげて!

のあ

残ったアブノーマリティを鎮圧できなかった場合…フェリルさんはウサギチームを出動させるつもり!

のあ

私は私達だけで事態を収めたい。

どぬく

…確かに僕も手伝いたい…。
けどね…のあ。あなたも知ってるはずだ。
フェリルさんの許可なくクリフォト制御機は作動は出来ないって

のあ

もー!!
つまりは出来ないのね!

どぬく

でも…審判鳥は手伝ってくれはずだ。一緒に行ってきてくれ!

のあ

…それなら好都合ですよ!
わかりました!

どぬく

…はぁ…こうゆうシステムの管理は大変だよ

フェリル

どぬく

どぬく

…。

フェリル

僕が来るって知ってたよね。
君は優秀ですから

フェリル

セフィラ達の中で僕の意思を一番理解してるのは、あなたかもしれないからね

フェリル

じゃ。
クリフォト抑止力をさらに下げて。

どぬく

また…あなたの計画でしょうか?

フェリル

…どうしたの?
また理由を知りたくなったのか?

どぬく

のあと審判鳥と山田と職員たちは今も戦ってるのはご存知だよね

フェリル

のあは…。

フェリル

珍しいね。
あなたがのあの話をするなんてね

フェリル

君も近くで見てたからわかるだろ?

フェリル

のあは自分の中の殺意を制御出来てないって

フェリル

そうゆうの好きでしょ?
どぬく

どぬく

まぁな。
昔の名残りが体を揺さぶる事があるが

フェリル

そうか。

フェリル

じゃあもう一回命令します。
抑止力を下げて

どぬく

わかった

どうやらセフィラ達は体調不良のようです…。

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