天照大神
閻魔…
天照大神
居るか
閻魔
なんのようだ
天照大神
お前……
天照大神
今の状況わかってるのか
閻魔
ああ
閻魔
いいじゃないか
閻魔
あの子が善の心を持たぬのならば
閻魔
悪霊にだってなればいい
天照大神
お前!!
天照大神
自分の子になんてことを!!!
閻魔
我の子なんぞ所詮跡継ぎという立場なだけであろう
天照大神
……っ!!
ガタン!!
閻魔
なんだ。
閻魔
たとえ天照のお前が我の胸ぐらを掴もうが
閻魔
失明させようが
閻魔
我は屈せぬぞ
天照大神
はっw
天照大神
その体で何を言うと思えば…
天照大神
肌なんて崩れているじゃないか
閻魔
……
天照大神
私も子供のような存在はいる
天照大神
天照班の案内人や、
天照大神
私の秘書
天照大神
皆家族のようにしているさ
天照大神
当たり前のように叱り合い
天照大神
助け合い
天照大神
抱き合う
天照大神
お前はただ…
天照大神
それが羨ましいだけだろう
天照大神
ただ。自分の子を想おうと思うが
天照大神
壊してしまいそうで
天照大神
それが怖くて
天照大神
壊してしまう前に壊すのだろう
天照大神
お前はただ
閻魔
黙れ
天照大神
不器用なだけなんだ
閻魔
うるさいっ!!
閻魔
出ていけ!!
閻魔
皆が我の元から逃げていく!!
閻魔
唯一居続けてくれたのは
閻魔
コクトだけだった……
天照大神
お前のために言おう
天照大神
コクトは閻魔の座を取りたいが為にお前の家計を崩している
天照大神
閻魔の奥さんはコクトがお前の元から離れさせて殺した
天照大神
そして息子であるハズキも殺した
天照大神
閻魔。
天照大神
次はお前になる
天照大神
だから近づいていたんだ
閻魔
もうやめてくれ!!
閻魔
もう……
閻魔
無理なんだ………
天照大神
………
天照大神
待っている
案内人
ついた!!
案内人
この神社なら!!
ハズキ
………
案内人
……
天神様
(流石に……もう…)
案内人
おい……
案内人
起きろって…
案内人
おい!!!
ハズキ
………
案内人
うぁぁぁぁぁぁぁ
天神様
案内人……
天照大神
案内人…少しいいか
案内人
……グスッ…
案内人
どうしたんですか…
天照大神
私も少しハズキの顔を見ておきたくてね
天照大神
とても……
天照大神
美しい顔をしているね…コイツは
案内人
……グスッ
案内人
うぅ…
天神様
もう無理なのか……
「弱音を吐くとは…」
「天神様の名が廃るな」
天神様
誰だ……
天神様
!!!
天照大神
やはり……
案内人
…?
案内人
!!!
閻魔
どけ。案内人
閻魔
我が力を貸そう
案内人
は!?
閻魔
一か八かだ。可能性があるなら我にも頼ったらどうだ
案内人
……はい…
天神様
おい
天神様
いきなりどうしたんだ
天神様
あ?いい人気取りかよ
天照大神
やめてください天神様
天照大神
彼はハズキを救える
天照大神
私が保証致します
天神様
………
天神様
天照が言うのなら…
天神様
今回だけだからな!!
閻魔
ありがたい
天神様
……
閻魔
たまには我も正直になろうと思ってな
閻魔
少しは器用になりたいんだ
閻魔
見た目だけでも。
閻魔
どれだけ憎まれていても
閻魔
我が子を想う気持ちは変わらぬのだから…
閻魔
さぁ。我の子よ
閻魔
悪霊になんぞならせてたまるものか!!!
続く