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これは私の人生がある一つの出来事で審神者へとなったお話。

第3話 - 第三話　本丸

2024年08月28日

#刀剣男士

#審神者

#ゆめちゅーい

りつ

界惟

ところで…本丸に行こうとはいったものの…どうやって行くの？？？

巫女（ミコハ）

ふふふっ。界惟様、なんのためにここまで来たと思ってるんですか。

へし切長谷部

本丸へはこの神社を通して行けるぞ。主

界惟

そうなんだ。ほんとに不思議すぎる……

巫女（ミコハ）

さぁ、界惟様、本丸への扉を開きます。
準備はよろしいでしょうか？

界惟

う、うん。行こう。本丸へ。

扉を通るとそこにはとてもきれいな自然が広がっていた。

界惟

すご…。

巫女（ミコハ）

ここが本丸近くの森です。

へし切長谷部

本丸へいそごう。

界惟

うん…。

近くというだけあってほんの少しだけ歩いた所、とても大きな屋敷が見えた。

界惟

………。（嫌、ひろすぎ！）

巫女（ミコハ）

界惟様？どうなさいました？

界惟

え？あ、いや、凄いなーって…

界惟

え、何この鉄の錆びたような臭い…。
血の匂い……？

へし切長谷部

っ！！

本丸へ近づくにつれて錆びたような臭いがした。それは正しく血の匂い…。長谷部は顔色を変えて、走り出した。

界惟

あっ、長谷部、！待って！！

巫女（ミコハ）

お待ちください！！へし切長谷部様！

へし切長谷部

待っていられるか！！

一人かけていく長谷部

界惟

血の匂いはするけれど、そこまでひどく荒れた様子は見えないな…。

俺達も長谷部の後を追って本丸へ着いた頃

界惟

おじゃましま〜す………。

？？

何者だ！！
（刀を抜き警戒）

界惟

わっ！？デジャブ！！

？？

何を言っている！貴様一体何者だと聞いているのだ‼

巫女（ミコハ）

落ち着いてくださいませ。山姥切国広様。

山姥切国広

お前は…ミコハ殿か。

へし切長谷部

何をしている！山姥切国広‼️主に無礼だぞ！！

界惟

いや、長谷部あんたもさっきおんなじことしてたからな。

へし切長谷部

…ｺﾎﾝｯ！そ、それで、山姥切国広、何があったんだ。

山姥切国広

へし切長谷部か。お前は今までどこにいた。それで今なんと？主？この者がか？

巫女（ミコハ）

話すと長くなりそうですね。山姥切国広様、本丸の皆さまをお集め願いますでしょうか。

界惟

あーははっ……。まぁ、急に言われてもわからないよねわかるよ。俺もそうだし。

山姥切国広

はぁ…。とりあえず、今動ける者だけでも集める。話はその時に聞こう。

界惟

（うん。顔いいな。へし切長谷部といい山姥切国広…。山姥切の写しか。いやにしても美しすぎん？？？）

巫女（ミコハ）

界惟様？？

界惟

……。

巫女（ミコハ）

界惟様！！

界惟

はい！！！！

巫女（ミコハ）

大丈夫ですか？顔色が優れないようで…

界惟

あーうん。大丈夫。相続したその日に色々あり過ぎて頭が追いついてないだけだよ。

界惟

それより、長谷部、君はお手入れ部屋に早く行ってきて

へし切長谷部

な！！今主のお側を離れるわけに行きませ…！！

界惟

はーい。これは主命だよ〜。

へし切長谷部

ｸｯｯｯｯｯ‼主！！すぐ戻ってきます！！！

巫女（ミコハ）

界惟様は…びっくりはされど、何も疑わずに話を信じてくれたのは何故ですか？

界惟

え？何急に。

巫女（ミコハ）

いえ…普通の方は非現実的なことを話したとき必ず、嘘話、妄想話、などと言ってきます。

界惟

あ〜。まぁ、一般じゃ、こんな普通じゃない事は起きないしね。普通は信じないよね。でも俺はおじいちゃんのこと大好きだし、昔おじいちゃんから聞いた不思議話が好きで、ココだけの話ずっと信じてたんだ。

巫女（ミコハ）

何故隼人様は界惟様を選んだのでしょうかね。

界惟

確かに笑

巫女（ミコハ）

でも、不思議と界惟様からは出会った頃から審神者の力を感じました。

界惟

審神者の力？

界惟

刀を、顕現させる力の事？

巫女（ミコハ）

それもあります。審神者には一般人がなることは不可能です。ですがとき希に、ある一族から産まれながらに審神者の力を持ち生まれる子がいると言われてます。

界惟

ふ〜ん…？

巫女（ミコハ）

界惟様はもしかしたら審神者になる運命を背負って産まれてきたのかもしれませんね。笑隼人様はそれに気付いて、何かあった時には界惟様を。と思ったのかもしれません。

巫女（ミコハ）

あの方はほんとに素晴らしい方です。
私が何百年と仕えた主様達の中で一番の方でした。

界惟

流石おじいちゃん。

カランッカランッ

鈴の音がなった

界惟

鈴？

巫女（ミコハ）

これは集合の合図です。
さあ、界惟様。審神者として最初のお仕事です。行きましょう。

界惟

まって、ミコハ。服はこれでいいの？

巫女（ミコハ）

え？

界惟

ほら、なんか審神者っぽい服とか、

巫女（ミコハ）

そう…ですね…！！忘れてました。
一旦こちらを、着ていただきます。

ミコハの力なのか、光が俺を包んだ。その光が消えると同時に俺の服装が和装へと変わった。

界惟

っ…？！服が変わった！？

巫女（ミコハ）

……ｯ…。久しぶりに力を使うと疲れますね…。

界惟

久しぶり…？

巫女（ミコハ）

しばらく力を使ってなかったのです。
隼人様が使わせてくれなくて笑
とりあえずそちらの服でお願いいたします。

界惟

全然、めっちゃいいよこれ。かっこいい

巫女（ミコハ）

良かったです（*^_^*）

巫女（ミコハ）

さぁ！向かいましょう

山姥切国広

皆、集まったか。

？？

こんな時に一体なんだ山姥切。

？？

確かに、こんな時に集まるのはどうかと思うがな…。

山姥切国広

すまない。俺もよくわからないが、ミコハ殿が来ている。

？？

ミコハ殿が？！

巫女（ミコハ）

皆さま。お久しぶりでございます。

界惟

……。（え…。まってな、何この人数）

界惟

（えっ、多くない？何人？何振り？居るの？？？！！！！）

？？

久しぶりだな！ミコハ殿！！

？？

お久しぶりです！ミコハ様！

？？

久しぶりだな、ミコハよ。

巫女（ミコハ）

はい。お久しぶりです。
鶴丸国永様、一期一振様、三日月宗近様。

界惟

鶴丸国永？！一期一振？！天下五剣の三日月宗近？！

三日月宗近

おやおや、君は一体誰だい？

鶴丸国永

気配がなかったな。こりゃ驚きだ！

一期一振

何故人がここに居るのでしょうか？

全振り刀を抜こうと警戒をする

界惟

ちょっとまった！！刀とりあえず抜かないで?!二度あることは三度あるとか言うけどありすぎありすぎ。

巫女（ミコハ）

皆さま、刀をお納めくださいませ。
この御方はこの本丸の新たな主様でございます

鶴丸国永

新たな主?!どういうことだ？俺達には主がいるだろ。

巫女（ミコハ）

その主様、隼人様が消息を経ったのです。

一期一振

そんな！！

三日月宗近

なるほど…なるほど…で、この者を新たな主に…と…。
（刀を抜き界惟の
　　　　首へ向ける）

界惟

なんでこうなる

巫女（ミコハ）

三日月宗近様！！なにを！！

へし切長谷部

三日月宗近ｧｧｧｧ！！
（刀を抜き
　　三日月に向ける）

界惟

長谷部?!

三日月宗近

おやおや、これはどうしたものか。

へし切長谷部

三日月宗近。主に刃を向けるなど、言語道断‼

三日月宗近

……。

巫女（ミコハ）

三日月宗近様、へし切長谷部様‼️お二人とも主様の御前です💢

界惟

……。

鶴丸国永

だが、俺も納得は行かないな。急に新たな主と言われても。

界惟

確かに。君達からすれば俺はただの見知らぬ人間で俺からすれば君達は見知らぬ存在だ。

巫女（ミコハ）

界惟様っ…！

界惟

ミコハ。（謎の圧）

巫女（ミコハ）

っ…!!失礼致しました。主様どうぞお続けくださいませ。

界惟

だが、俺はおじいちゃんが大切にしてた、この本丸、君達のことを知りたくて、来た。ただそれだけだ。怪しく思うかもしれない、だけど俺はおじいちゃんが残したこの本丸も刀剣男士の存在も変わりに守れたらと思っている。だから俺を、信じろとまではいかないが…、ここに居させてほしい。頼む。（頭を下げる）

巫女（ミコハ）

界惟様！！貴方が頭を下げることはあってはなりません！！

へし切長谷部

主…！！

界惟

ミコハ、長谷部、俺は別に審神者になったからと言って偉くなった訳では無いよ。
この本丸じゃ、俺は1番赤子も同然の存在だ。おじいちゃんの跡を継ぐだけじゃ意味はない、俺自身も強くなり、この本丸にいる皆を自分の力で信じさせる

へし切長谷部

流石…あの方のお孫さんだ‼

山姥切国広

お孫さん？

一期一振

では、彼は…主のお孫様なのですか？

鶴丸国永

確かに面影があるなー！後、初めてこの本丸に来たときの主と似たようなこと言ってたしな！はは！気に入ったぜ！俺は主と認めるぞ〜！面白そうだしな！

三日月宗近

試すような事をしてすまなかった。
なぁに、先程までひと悶着あってな…。警戒を解くわけにはいかなかったのだ。

界惟

別にいいよ。君が三日月宗近だね。

界惟

おじいちゃんから三日月宗近の話はよく聞いていたんだ。刀のときのお話。

界惟

改めて、この本丸の主として、おじいちゃんの代わりに継がせてもらうことになりました。界惟。それが俺の…いや、私の名前です。

界惟

少し皆で話をしようか…。
何が起きたかどうしてこうなったのか…。

これは私の人生がある一つの出来事で審神者へとなったお話。

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