青空の下で貴方を待った
その日は、涼しい風が吹いた
その日、一日とても楽しかった
この日は、カリムさんとお昼を食べる事になった
嬉しくて、お昼になったら一直線に貴方の所へ向かった
…このカリムさんとお別れかぁ、、、意外と寂しいな
ふふっ、楽しかったな、
……お別れしたくないなぁ
嫌だなぁ、
……
少し心配もあった
カリムさんは、日本で言う大学に行くようで(((どう言えばいいか分からんかった
きっと、カリムさんは優しくて太陽みたいな人だから
人気者になるんだろうな…
私は、ただでさえ魔法も使えない
カリムさんのお義母さんともあまり上手くいっていなかった
考えたくもないけど
浮気なんてされたら、多分
メンタル鋼の私も…
精神……壊れちゃうかも
カリムさんの卒業の日((はや展開早っ
『カリムさん、これからどうなると思います?』
『これからは、何も教わらずに生きてくんですから!』
私は、貴方の目を見た
「……」
でも、何も答えず歩いていってしまった
どうしたんだろう、くらいに思った
この日、、カリムさんと喧嘩をした
最近上手くいってなかったから、それもあるかもしれない
だから、、
『カリムさん、一旦距離を起きませんか?』
なんて、言ってしまって
カリムさんは、一旦顔を歪め、了承してくれた
(……本当はこんなこと言いたくなかったな)
次の日、なんだか嫌な予感がした
その日、お手紙が届いた
その手紙には
明日、アジーム家に来てください by○○○・アジーム
カリムさんのお義母さんからだった
翌日
「鈴奈様、お待ちしておりました」
『は、はい』
「奥様、鈴奈様がいらっしゃいました」
「通してください」
「はい」
「良く、いらっしゃいました」
「で、お話があります」
『は、はい』
「貴方には…」
アジーム家と縁を切ってもらいます
『え、、、』
「カリムは、とても優秀で優しい子」
「貴方のような、平凡以下の子とは結婚させられませんので」
『そ、そんなっ!』
『…カリムさんは、なんて言ってるんですか!?』
「カリムも、納得している様ですよ」
「では、要件は、以上ですのでニコッ」
信じたくなかった
私にあんなに優しくて
凄く信頼してて
大好き"だった"し
愛してた
あの人に
裏切られたんだ_
その日、ショック過ぎたのか
涙1つ出なかった
翌日
ご飯が喉を通らなかった
食べては吐いて
を、繰り返して 雫に心配をかけてしまった
余程精神に来ていたのか
次の日も次の日も次の日も
喉を通らなかった
それが、1ヶ月続いた
その日初めて…身体に傷をつけてしまった
次の日、、、
久しぶりにスマホを触った
その時に目に入った記事があった
遂にアジーム家のカリム・アルアジーム様、結婚報告 結婚相手は花の王国の姫 「アスター・オトギソウ」
その記事には、写真が着いていた カリムさんとそアスターさん が笑顔で映っていた
『は、』
その時、私の中で何かが壊れた
その日から、私は何も感じなくなってしまった
……
何もかもが面倒くさくなった
人生も、信頼もどうでも良くなった
友達も、仲間も
私は、居なくなろうと思った
……
また、同じようになるのかな
また、アレに手を染めちゃうのかな
いや、染めるだろう
「ねぇねぇ、君」
『はい?』
「俺、こういう者なんだけどさ」
「一緒に来ない?」
わぁ、早速チャンスだね
『行きます』
「オッケー、じゃあ行こうか」
また、手を染めちゃった_
~END~
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ちょっとした、裏話 アスター(花の名前)の花言葉は「変化」「追憶」「同感」「信じる恋」です、 オトギリソウの花言葉は 迷信」「敵意」「秘密」「恨み」です