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ｼﾞﾘﾘﾘｯ…… AM 7:30 目指し時計と母の声が部屋に鳴り響く
（母）四季丘 葵
4人とも｡遅刻しても
お母さん知らないからね〜！
お母さん知らないからね〜！
ドタドタと慌てて階段を駆け下りる音が聞こえ 制服に着替えた4人がリビングに顔を出す
四季丘 桜
わぁーい！
今日はオムレツ～だ♪
今日はオムレツ～だ♪
AM 7:50 時刻は遅刻ギリギリを指していた。 長女･桜を急かす三女･蓮。
四季丘 蓮
桜ちゃ〜ん
もう家出ないと遅刻だよ〜
もう家出ないと遅刻だよ〜
四季丘 桜
えっ！？
もうそんな時間なのっ！？
もうそんな時間なのっ！？
玄関先には先に食べ終わっていた 次女･蓮と四女･椿が2人を待っていた
四季丘 椿
桜、置いてくよー
四季丘 桜
待って待ってっ〜！！！
四季丘 蓮
お母さ〜ん
行ってきます
行ってきます
（母）四季丘 葵
4人とも気を付けてね
いってらっしゃい！
いってらっしゃい！
ｶﾞﾁｬ…
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ･･･ 4人は走っていた｡時刻はAM 8:20 うちの学校は8:25に校門を通らないと遅刻になる
四季丘 桜
やっぱりすっぴん嫌かも～
四季丘 椿
そんな余裕ないでしょーが！
四季丘 蓮
桜ちゃん。私たちも
すっぴんだから安心してね〜
すっぴんだから安心してね〜
後ろの方でワイワイ騒いでいる 長女･三女。 それを冷たい目で見る次女･四女
四季丘 楓
椿。
この2人に耳を貸しちゃダメよ
この2人に耳を貸しちゃダメよ
四季丘 椿
うん･･･何となく分かった。
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